AIアートバトルでのprompt@AoS×#SOZO美術館のオフライン交流会
こんにちは、AIクリエイターのtetsuyaです。
参加しているはAIアートコミュニティ”SOZO美術館”のオフ会で、アートバトルあったのですが、
実際のAIアートバトルで打ったプロンプトと、
作成の手順を、セルフ実況的に書いてみました。
前半はそもそもの話です。
promptと手順だけ見たい方は目次で3番へどうぞ。
1.AIアートバトルって何?
そもそも、画像生成AIはご存知の方も多いと思いますが、
”AIアートバトル”って何?という方が殆どではないでしょうか。
はい、今年1月に始まったばかりのe-sportsで、AIコミュニティ”SOZO美術館”さん主催で、始まったイベントです。
ゲームのe-sportsに似ていて、参加者はZoomに接続しながら、制限時間内にお題に沿ったAI画像生成して、Xにハッシュタグをつけて投稿。審査員以外に一般参加者もXのハッシュタグで投票できる、prompt技術/クオリティ/発想を競います。
====プレスリリースより抜粋==================
■AIアートバトル「#SOZOトーナメント」とは
試合の直前に発表される「お題」に対して、2人の対戦者が制限時間内でAIアートを完成させ、「作品クオリティ」「テーマの解釈」「発想の豊かさ」の3つの審査ポイントで勝敗を決める、トーナメント方式のAIアートバトルです。
制限時間は20分。生成されたAIアートを5人の審査員がその場で判定し勝敗が決します。オンラインで行われることから参加者は全国から参戦可能です。また競技の模様は解説と実況を交えてYouTubeにて配信する予定です。
試合の直前に発表される「お題」に対して、2人の対戦者が制限時間内でAIアートを完成させ、「作品クオリティ」「テーマの解釈」「発想の豊かさ」の3つの審査ポイントで勝敗を決める、トーナメント方式のAIアートバトルです。
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1回目は、予選4回を経て決勝トーナメントは2月中旬に終わりました。
私は4回目の予選を勝ち抜くことができたものの、
決勝トーナメントは超強豪AZUさんの前に初戦敗退。
ただ、とっても楽しくて、prompt技術も磨けるし、賞金も頂けるので、
どっぷりハマっておりますw
近々、第2回もあるそうなので、
興味ある方は是非!
2.AoS×#SOZO美術館のオフライン交流会でのAIアートバトル
先日、都内某所にて、AI界隈の有名人KEITOさん主宰のAoSと、
SOZO美術館のオフ会があり、
そこで、日本初のリアルAIアートバトルが開催されました。
お店のモニターにHDMI分配器で、参加4人のPCを接続して、
周囲の方も見れるように(この記事の表紙画像参照ください)。
SOZOとAoSの有志が参加し、
Midjourney, Dalle(Chat GPT)を駆使して、
その場で生成したAI画像で競いました。
テーマは、その場で発表され、15分間で絵を3枚程度出して、
最後の1分で一番良いものを選んで、画面に送出です。
その間のprompt操作(Midjourney等の画面)は、
お店のモニター越しに、周囲の方に見られています
これがとっても緊張します💦が、
徐々に絵が作られていく様子をリアル配信するイベントは、
まさにe-sports。
新しいエンタメとして伸びる可能性十分だと思います。
AoSのhawkさんがオフ会の記事書いてくださってますので、
こちらもどうぞ。
AIアートバトルですが、
1回戦はテーマ「LOVE」
2回戦はテーマ「夜遊び」
1回戦は、ラッキーなことに、1位を頂きました!
(ありがとうございます)
1回目の絵はこちら
※promptは紹介に適しておらず非公開です
https://twitter.com/tetsuya_aiart/status/1763921290409476228
2回戦は、自力に勝るSENTAKUさんが1位。流石、発想力がスゴすぎです
https://twitter.com/sentakusound/status/1763915233612202169
3.アートバトルのpromptとセルフ実況
ようやく本題、15分間のアートバトルでのpromptとセルフ実況です。
私も試行錯誤の面ありますが、短時間で画像生成する方法の参考になって、
コミュニティがもっと盛り上がれば嬉しいです。
(noteでの伝え方も、今後要ブラッシュアップなので、ご感想頂けると嬉しいです)
ちなみに、既に作ったpromptがあって作るケースではなくて、
ゼロからAIの反応見て積み上げていく方式なので、
promptの作り方の一例としても参考になれば
・2回戦テーマ「夜遊び」
※2位だった作品です
↓↓
最終形はこれ
https://twitter.com/tetsuya_aiart/status/1763923539047145561
(1)最初に構想したこと
1回戦は過去の作品のprompt応用できましたが、
2回戦のテーマはゼロから打つことになりました💦
①テーマの解釈と、面白さをどう出すか?最初のpromptで様子を見る
「夜遊び」から連想したのは「酒」「飲み会」「歌・クラブ」「バー」。
コミュニティのオフ会に集まる皆さんが見ていて、場所はバーの名前は「銀河系」。
AIアートらしさを出すために、文字を入れて、キレイに仕上げよう
ということで、
「銀河をイメージできるバーで、わざわざ集まった(=LOVEがある!?)クリエイターたちが盛り上がっているシーン」を出すことからスタートです。
隣のSentaku さん始め参加者も、この場にいる人の投票、何が喜ばれるのか悩みながらです。
この時点では大枠だけ決めて、面白さやインパクトはAIの出力見てアドリブで変えていく方針です(制限時間15分なので拘る時間は無し💦)
"SOZO LOVE"の文字出し、背景の「銀河」感、バーの感じはまずまず。
人が全く出てこないので、ちょっとpromptを変えてみます。
2番目の画像をRemixして、promptも一部変えます。(V2ボタンを押す)
Creators → men and women
↓↓
相変わらず、人が出てきません💦
文字と銀河感のある2番目をベースにして、
promptを少し変えてみます。
・gathering → drinking
・a lot of を足してみる
↓↓
相変わらず、人は出てこない。。
ただのバーの風景。。
多分、人が集まったバーを出すには違う角度のpromptが必要なんでしょうが、試している時間は無いので、ここで方向転換。
②方向転換。良いところ残して、ダメなところを変える
上手く出ている文字出しと、銀河感のあるバー空間は活かしつつ、
別のインパクトあるものを出そうと考え直しました。
丁度、後ろから、”YOASOBI”って歌手もいるねー、という声が
聞こえてきたので、
シチュエーションを「ライブ会場、歌手、盛り上がる観衆」に変更。
AIの出力を見ながらの方向転換。AIアートバトルに必須のアドリブですw
ピンと来る登場人物は、ベタだけど、わかりやすい。
ついでに、文字も”YOASOBI”に変更です↓↓
うーん、インパクトが弱い。。。
六本木のダンスホールに変更。
※有名な地名は、promptとして有効なこともあるので、試しに
Roppongi dance hall
↓↓
おおっ、ちょっと六本木の夜感が出てきた。
15分バトルなので、最低限として、3,4番をキープ。
ただ、全くインパクト無いので、
もっとダンスしてる感を出すために
playing actively を足しましたが、イマイチ。
うーん、やっぱりikuraちゃんに登場してもらうか、、
a cute woman singer singing on the stage, を追加です
また、"niji"(nijijourney)はイマイチ向いて無さそうなテーマなので、
Midjourneyに切り替え(パラメーターを --v 6.0)に変更です。
↓↓
おおっ、
一気に絵にインパクトが出てきた。
ただ、これだと、ただのikuraちゃんもどきなので、
銀河感とオーディエンス盛り上がり感を強調していきます。
audience dancing enthusiastically に変更
※deep-Lで翻訳
途中何度かガチャを回して、良いものをremixしながら
出てきたのがコチラ
↓↓
オーディエンスも表現できるようになり、
ようやく夜遊び感が出てきたところで、
あと2分コール。
隣をチラリと見ると、なんか、大っきなビールジョッキと女の子が。。
やっぱり流石の強敵、これはヤバいのが来る予感。。。💦
まだまだですが、兎に角、形にする必要あるので、
最後の仕上げで、オーディエンス感と銀河感を出すために
引きのカメラアングルに変えてみます。
即効性が欲しいので、promptの最初に追加
wide shot
↓↓
③最後は Midjourney とNijiourneyで良い方を選ぶ
AI頼みのガチャですが、
経験上、構図も登場人物も決まった後に
Nijiに頼むと、良い感じに仕上げてくれることが
多いので、祈りながら
パラメーターをnijiに変更
--niji 6
↓↓
良かった!!
良い感じになったー😃
あとは時間の許す限り、
remix ガチャを回して、候補を出していきます。
かなり、AIの見てる世界と自分の期待が合ってきました。
銀河のキラキラ感が全体の雰囲気になって良い感じ
↓↓
↓↓
タイムアップ。
一番インパクトのありそうなものを
選んで提出です。
テーマに沿ってる、ぱっと見て分かりやすい、
銀河感も、文字も出てくれて、キレイに仕上がったので、
15分の仕上がりとしては
良きものが出来たと思います。
モニター画面小さいながらも、
イクラちゃんとキラキラ感、文字は見てる方にもある程度伝わったようで、
投票してもらえて、嬉しかったです。
ただ、お隣のSentakuさんの出来は、更に上。
ビールジョッキに女の子が浸かってるのは、驚きです。e-sports、競技ですね。
直ぐに応用できるpromptの引き出しが無い中で、
テーマに沿いながら、
AIの傾向を見極めながらpromptを重ねていく方法。
アートバトルも
通常の画像生成も、
色んな方法があると思いますが、
一つのやり方として参考になれば嬉しいです。
長くなってしまいましたが、
AIアートバトルの参加者目線のレポートでした。
AIアートバトルやSOZO美術館のコンペに
興味持って頂ける方が増えると嬉しいです☆
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