マガジンのカバー画像

木村哲郎 作曲作品

7
木村哲郎作曲作品を紹介します。
運営しているクリエイター

#合唱

「ボートを漕ぐおばさんの肖像」~女声合唱のための~

辻征夫さんの詩集「ボートを漕ぐおばさんの肖像」から5つの詩を選び、作曲しました。幻想的にあらわれる「おばさん」との対話・・・、という説明があっているのかわかりません、説明するのが難しいです。しかしとてもパワーのある詩だと思います。「かぜのひきかた」で辻征夫さんの詩と出会い、付曲させていただきました。次は「ボートを漕ぐおばさんの肖像」を作曲したいと思い、それから8年後ぐらいに作曲しました。めずらしく手書きの楽譜に完成日付が入っておらず、作曲年が不明です。おそらく2005年か20

「ジュラルミンの雲はオレンヂの匂いがする」~混声合唱とピアノのための~

28歳の若さで亡くなった沖縄の詩人、克山滋(1920-1949)の 遺稿集「白い手袋」(大見謝恒一郎編)の中から4つの詩に付曲しました。 沖縄出身ということがあるのか、そのシュールレアリズムの詩の言葉たちは、どこか沖縄の空気や温度を感じさせ、また当時の若者の持つ空虚感、 心の葛藤などをも感じさせるものがあります。 楽曲は、少人数の混声4部合唱を想定して書かれています。 第3曲「星條旗」、第4曲「虚飾の青春」は連続して演奏されます。 2015年に作曲、合唱団ごまちゃん、作曲者の