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偏見

僕の心は「偏見」で埋め尽くされている


ピチピチのタンクトップ着て、股を大きく開いて歩いてるやつは野球部だし
深夜、バイクに乗り コール音を鳴らしまくるヤンキーのチン坊は小さい

偏見は嫉妬だと言う意見がある



確かに僕は嫉妬の魔人で、嫉妬を燃料として生きている。


流行ってる音楽はあえて聞かないし、聞いても
「最近こんな感じの曲ばっかだよねー」 
と世界一つまらないことを言う。


これは嫉妬からくる偏見であるし、同年代で売れているアーティストが羨ましくて仕方がない。

タンクトップ野球部もチン坊ヤンキーも
周りの目ばかり気にしている自分の憧れなのかもしれない。


嫉妬というフィルターにより
「あの人のここが凄い」「あの人のここに憧れる」が
「あの人のここが悪い」「ああはなりたくない」
と頭の中で変換され

学生で高い車に乗っている奴を見れば
「羨ましい」より先に「親の脛を齧ってる恥ずかしい奴だな」が出てくる。

素直に凄いと言えない心が窮屈で
たぶん僕は損をしている。


僕は何年前かに「偏見」とかけ離れた友達ができた。

悪口は言わないし、凄いものに素直に凄いと言える人だ。

僕は汚れた人間なので,その人との会話はあまり弾まず,
今まで,自分がいかに悪口偏見ばかり話していたかということを痛感した。

その人といる時は、汚れた「本当の自分」を隠していて、それがよかったのか悪かったのか
今となっては よくわからない。

でも、その人への偏見や嫉妬はなく、
素直な「憧れ」があった。

そういう経験を得て僕の考えは少しずつ変わってきている
前ほど悪口で笑えなくなったし、偏見を口に出さなくなった。

話は変わるが

電車内でスマホにかじりついている
ハゲ散らかした不潔なおじさんは、裏垢女子に必死にDMとか送っていそうだなと

ふと思った。






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