単純な感情

高校生の時、
ちんちんに脳みそがついていた友達は、とにかくエロい目をしていた。

初めてできた彼女に体ばかり求めてしまうから、デート前に自分慰めを済まして
結局夕方頃にはその効果も切れてやってしまったと言う話を聞く。

僕含め周りのみんな「お前最低やなマジで」と言ってはみるが男子高校生なんて全員猿なわけで、羨ましいと言う感情をどうにか誤魔化していた気がする。
みんなその友達のことを、その時期なんとなく少し嫌いになり、
彼女に「体ばかり求めるのが嫌」と言われて振られたあとは、普通に友達に戻った。

友達は落ち込んでいた。それが好きな人に振られたせいか、性欲を満たせなくなった寂しさのせいか、わざわざ聞こうとは思わなかった。

恋と性欲は結びつき、結びついてほしくない感情である。
好きな相手には性欲は湧くが、性欲が湧く相手を好きだとは限らない。

友達が、彼女のことを愛していたのか、
ただ性欲と愛を勘違いしていたのか

わからないけど、やっぱり彼に限っては
ちんちんに脳みそがついているパターンだと思っている。

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