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もやし炒めのコストは30円であるかどうか

新しい趣味として料理を公言したい。

ここ半年ぐらいずっと自炊してる。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/自炊
いや、自炊ではなく調理なのかもしれない。

半年前に引っ越した。
今思えば料理をするために引っ越しをしたと言っても過言ではない。
2口コンロに調理スペース、シンクも2倍に。
都内一人暮らしの狭い台所スペースとはおさらばした。
キッチンとは作業場である。
あくまでも作業場なのでより快適に作業ができるべくツールを設置するべきだ。
生活感のないキッチンは死んでいる。
衛生的かつ機能的。
これが求められる。

韓国ドラマが好きだ。
これに感化され調理をはじめた。
ファーストステップはスンドゥブだ。
これを作りたいために材料を買い、調理を覚えた。
あさりの下処理はできないけどタレから作る。結果的には高い。
ただ調理という工程が楽しい。
ここで調理が楽しいと思ってきた私は他の料理も作り始める。
白ごはん.com
https://www.sirogohan.com
クックパッドなりクラシルなりレシピサイトは数多ある。
ただなぜこの処理をするのか。という疑問を丁寧にときほぐしながらレシピをまとめてくれている白ごはん.comが1番好きだ。
ゆで卵のレシピなんて狂気じみている。
クラシル、クックパッドは沸騰して○分ゆでる。この一行。
なのにこのサイトは各湯で時間によるゆで卵の変化を断面とともに紹介している。
そう、そういうことだ。

「料理をしない人はきっちり測る」とか、「料理は目分量」とかそういうことを言う人はわかってねぇと思う。
塩を振る、なぜ?
大さじ1とは?
なぜやるかを教えてくれないから暗記になる。
食うためにやってるんじゃなくてこの作業が楽しいからやってる。
切る、どんなふうに?
炒める、なぜ?

一人で料理してても調理中は楽しい。ただ誰かと囲む食卓は段違いに楽しい。
そこでいつか人に振る舞うために調理器具を揃えた。
本日はそれを紹介していきたい。
少しでもマイハウスに人が来てくれるよう願って。

サムギョプサル鉄板


スンドゥブにハマった自分が次に何を手を出したか。
サムギョプサルである。
サムギョプサルとはバラ肉を意味する。三層の肉という意味らしい。
バラ肉を焼く、サンチュで巻く、タレにつけて食う。
工程としては焼くだけ。焼肉である。
ただこの鉄板は斜めに傾斜しており、最底辺には油の排出用の穴が空いている。
つまり、山の頂点で肉を焼き、油を鉄板外に排出し続ける。油の海で肉を焼き続けるというおぞましい状態にはなり得ない。

韓国料理は野菜食である。
食卓には数多くの小皿料理を並べ、米と食す。
このサムギョプサルも多くのトッピング要する。メインのサンチュ、白髪ネギ、にんにくなど。正直フレッシュで食べられれば何でも良い。

ジンギスカン
ゴールデンカムイが全話無料公開されている。
https://www.google.co.jp/amp/s/www.famitsu.com/news/amp/202107/29228582.php
未読だったためお盆休みの3日を捧げる運びになった。
これは料理マンガなのか、はたまた歴史マンガなのか。闇鍋のような全ジャンルぶち込みはちゃめちゃアクションマンガだ。
これに北海道の郷土料理ジンギスカンは出てこないがジンギスカン鍋を買った。


購入理由は変な形の鉄板が欲しかったからだ。
中央部が凸、外周は凹となっており、この山で調味ダレをつけた生ラム肉を焼く。脇には野菜を並べ野菜の水分と調味ダレで煮込む。肉汁とタレにて調理する野菜は絶対に失敗しない。美味である。

ラムとは羊である。羊はかわいそうなことに全民族で食べられる。(おそらく)
牛や豚は主要宗教で禁忌とされているのに羊は違う。多民族国家の中国で羊肉がそこらで焼かれているのはこれが理由らしい。

ただの鉄板
サムギョプサルやジンギスカン鍋など、用途別鉄板は存在理由があるから面白い。使用してからなるほどと思うことがあり学びがある。
ただ用途が限られる。なぜならその用途のために生まれたからだ。それ以外に生きる理由がない。
平たい鉄板はすごい。
こいつは焼くためにうまれた。汎用性が高い。

先日合羽橋に足を運んだ時である。もんじゃ焼きのヘラを見つけた。とりあえず買った。
どうやら専門器具に惹かれるらしい。
ただもんじゃ焼きをするには鉄板が必要である。
鉄板を買った。
鉄板は鉄板である。今まで用途の限られた鉄板しか揃えていなかった私には天変地異が起きたような発見であった。
これがあれば何でも作れる。
もんじゃ焼きにしろBBQにしろ、餃子だって焼ける。ただ焼ける。

調理にはいくつか工程がある。
仕込む、切る、加熱。
今まではこの加熱工程を楽しんでいたが、それは用途別の鉄板しか持っていなかったためだ。料理が限定される。
ただ鉄板は違う。
何でも焼ける。これにより加熱の前工程を楽しむことができる。
たこ焼き機なんてそれに特化した機器だ。そこにしか居場所がない。
鉄板お前はちがう。

みなさんはホットプレート買ってください。

ベケット
https://www.netflix.com/jp/title/80994937?s=i&trkid=13747225&vlang=ja&clip=81485575
ジョン・デイビット・ワシントンがまた新作出てくれた。
ギリシャでひたすら逃げまくるって話。いつの間にか陰謀に巻き込まれていて。。。みたいな。
最初はひたすら髭の可愛い主人公がイチャイチャしてて、ジョン・デイビット・ワシントン可愛い〜って見てたんだけど、早々に警官に突然発砲されるという不幸を患いアテネまで逃げる。
左手を負傷しながら逃げる主人公が印象的。
いわゆるスリリングサスペンスで、序盤から終盤までノンストップで見れる。
なんで追われてんの??って主人公の感情ガン無視で本編は進んで行くんだけど、終盤吹っ切れたようにダイナミックアクションを決める。
これが主人公にやっと自身の感情が追いついた感じがあり大変に良い。
坂本龍一が音楽担当で気になってみたけど、OPから速攻お気に入りになります。なんせblood orange(https://youtu.be/1URkBRZV7qc)がテーマ曲歌ってる。
劇中歌にもまた出てくるから、それに映るジョン〜はやぱかっけぇ〜ってわけです。

料理の意味とその手立て
https://www.amazon.co.jp/dp/4910402004/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_A5R7YKPFH9DV8BA3SC4Q
生物群さんっていうインフルエンサーが好き。
この人がツイートしてた本を買った(https://twitter.com/kmngr/status/1421267362506952704?s=21
読んでみるとめちゃくちゃに面白い。
この作者のウー・ウェンさんは中国人なんだけど、食文化をしっかりと発信してくれるから大変ためになる。

日本は水が綺麗だから水を使う料理が多い、一方中国料理には油を使って火を通すものが多い。これは殺菌の為なのかもしれない。(要約)

塩を使うにも理由がある、この切り方にも意味がある。その料理の意味とそれに対応する手立てを教えてくれる。
このレシピで作ったもやし炒めは大変にうまい。
しかもシンプル。
みんなももやしのひげ根を全部取り除いてからもやしを炒めてくれ。1袋20分はかかるけどその価値はある。
それだけでごちそうになる。

Durand Jones & The Indications
https://youtu.be/2AnXiScwWj4
Popeyeの特集で知ったチカーノソウルというジャンル。中でも気に入ったAaron Frazerがやってるバンドなんだけど、どうやらこっちが先発。
ファイルアンダーhttps://www.fileunderrecords.com)で入荷したのでジャケのダサさと盤面のおしゃれさに欲しくなりレコードを購入。
心地よいです。

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