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てつを
2022年7月28日 00:04
※6300字程度の小説です。 はあ、はあ。息が切れる。足がもつれる。今日どれくらい歩いたっていうんだ。足がただでさえ辛くなっているのに、なぜ僕はこんなところでダッシュをしているのだろう。という余計なことが頭でよぎるが、早くわが子を助けなければならない。わが子、健(たける)は連れ去られた。三井の小学校の校庭で、珍しく彼は興味津々に昔の学校の様子に見入っていた。もっと傍に居てやればよかっ