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単極子は本当にないのか

磁石にはN極とS極が区別できる。両極あるのだ。だが図1のように例えばS極ばかりを一箇所に集めてきつく縛り付け反対のN極は放射状に解き放ったとしたらどんな物体ができるだろうか。

図1

図は平面の紙に書いたが、これが立体であり球状にN極が拡がっていると想像して欲しい。
この図には磁石の本数が8本しか書いてないがもっとたくさんあると想像しよう。
磁石を針のように細くしてウニや栗のイガみたいなものを想像しよう。
もしイガの表面にN極ばかりが分布していたならばこれを外部から見ればN極の単極子のように見えないだろうか。
もちろん内部にはS極がぎっしり詰め込まれているから単極子ではないけど外からはわからない。S極どうしは反発しあうからしっかり繋ぎ留めておかなければバラバラになってしまう。強い力で結束するのだ。ここでは強い力の正体はわからないが、存在は予測することができる。なぜなら容易に壊れないからだ。この強い力は磁石の本数によって決まるだろう。本数が多いほどその力も大きいはずである。
全エネルギーは質量だけで決まる。
そうこのモデルは原子のモデルなのではないだろうか?
こんな棒磁石が原子の中に入っているはずないではないか?
それはそうなのだが、この図は例えである。
S極がもし一箇所になんらかの作用で集められたならそこからある距離、つまり半径離れた位置には自動的にN極の球面ができる。別に棒がなくても構わない。有っても無くてもS極の反対はN極なのだ。
これはN極球面と呼べるだろう。外部から見れば単極子なのだ。
さらにもしS極なるものが空間現象だとしたらN極も空間からできているはずだ。空間がどうして磁性を帯びるかって?
磁性というのは空間どうしが反発しあったり、引き合ったりする現象にそういう名前をつけて呼んだことばだ。
磁石どうしがではないのか?
いや、磁石という金属とか石が有っても無くても空間どうしが引っ張りあったり退けあったりすればそれは磁場という。
磁場というのは空間の性質だ。
金属、石は透磁率を高めているだけだ。
真空でも構わないのだ。
そう、真空にもS極やN極は生じるのだ。
コイルに電流を流せば磁場ができる。鉄の芯を入れなくても構わない。
もし図2のように球面上のあち

図2

こちに例えば地球上の低気圧みたいな電気スピンがあればそれとは法線方向の磁場ができるだろう。
図3を見てみよう。

図3

磁石の同極どうしはとても頑固に退けあうものだ。間には何もない、空間だけなのだがそこにあたかも何かが邪魔していて、あるいは衝突しあっているかのように感じられるだろう。
もし表面N極だけの球状空間がいくつかあったとしよう。
これらはあくまでも空間なのだが、まるで物体のように近づけば弾かれるように衝突現象を示すはずだ。
さらにこの球状空間がとても小さく、極限的に小さいとする。これはもう物質粒子として見えるのではないだろうか。
私は物質も空間がこのような単極子型の球状領域化して生じた現象だと考えている。
私の説では宇宙は全て空間からなっているということになる。
質量が生じる理由は別の項で述べる。

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