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物質と物体の違い

物質と物体の違い
これは、名詞としてのことばの違いとしか言えないが、何に対する命名あるいは呼び名なのかという疑問だろう。
簡単に言えば物体とは質量のあるモノ(存在)である。
では質量とは何か。あるモノが観測者と同一の慣性系にある場合、その相対位置を変化させようとする場合、仕事をしなければならないならば、そのモノには質量があるという。仕事をしなくていいならば質量は0である。これは物体ではない。
同一の慣性系にあるというのは共に一緒に動くか止まっている場合出あり、相対位置が時間で変化しない系のことである。つまり相対位置が時間に依存しないとういうことである。
私の家の住所はこの地球上において、外部エネルギーがドカンと加えられない限りとりあえず不変でいられる。住所とは相対位置のことであり、座標ともいう。

一方、物質というときには物体の質的な区別を意識していう場合だろう。一般には分子レベルまたはその複合体、集合として示す性質で命名区別して物質名を呼んでいる。

尚、光や音は物体ではない。ただし音を伝搬する振動担体は物体なのだが。光(電磁波)は振動担体がなくとも伝搬する。むしろ真空の方が都合がよい。波動の放射現象はポテンシャルの伝搬である。尚、音の場合は媒質の減衰振動伝搬だろう。

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