悪性腫瘍が見つかりましたが、奇跡的な早期発見で助かりました。
悪性腫瘍が見つかり手術しました。
*結果として転移が見つからず現状問題ありません。
まず伝えたいことは、私の友人で40を越え、50を目前の皆様、僕の話を聞いて騙されたと思って健康診断(MRI/CT/PET/胃カメラ,etc)、場合によっては「大腸内視鏡」をすぐに受けてください!
騙されたと思って受けていただいても良いです!w
7月14日大腸に悪性腫瘍が見つかり、7月末に手術をし腫瘍をとり、病理検査の結果が8月31日に判明し、転移が見つからず、今に至ります。
結果が出るまで長い長い1ヶ月でしたが、逆に目の前に見える景色の全てが変わり、人生観が変わる体験でした。
病名は「神経内分泌腫瘍(NET)」という、僕が大好きで敬愛するあのスティーブ・ジョブズが亡くなった死因になった病気です。10万中で数名という珍しい病気との事です。
一般的にはジョブズは「膵臓がん」と言われていますが、正式には神経内分泌腫瘍で、この病気の多くは「膵臓」と「消化管」に多く出る病気の事で、私の場合は大腸で見つかりました。
又10万人中で数名という非常に珍しい病気との事でした。
この病気は症状が出にくいのに、リンパ等に転移すると手がつけられなくなる可能性があるとの事だったので、正直手術後に転移しているかどうかの検査結果が出るまでに1ヶ月超かかったので、
この1ヶ月はもし最悪のケースの場合、家族、会社の将来を今まで以上に考えなくてはいけない期間でもあり、もちろん今まで感じたことのない死の恐怖との戦いでもありました。
《今回腫瘍が見つかった事には3つの奇跡が重なりました》
①1つめ目の奇跡
「昨年末に高度ガン検診の仕組みに加入し、PET検査も行う」
②2つ目の奇跡
「全く症状が出ていないのに大腸内視鏡検査を行った」
③3つ目の奇跡
「普通だったら見逃してもおかしくない大腸の内側に出来た珍しい悪性腫瘍を見つけてくれた」
①1つめ目の奇跡
「昨年末に高度ガン検診の仕組みに加入」
まず私が今年自分の体を徹底的に調べたのには大きな理由があります。
正直僕は健康についてなめていたので、まだまだ元気出し、気力も体力も十分で、そこまで健康に気を使う事は昨年末まで全く考えていませんでした。
ただ、昨年末に父親がガンになり(初期だったので手術して今も元気です!)、また家族ではないですが、自分自身の身近で大事な人もガンになりました(その方も手術し、治療中ですが元気に生活を送っています。)
実は昨年末頃に自分にとって大事な人が2日連続でガンが見つかったのです。
そして笑えない話なのですが、2日連続でガンの報告を聞いた翌日に偶然にみたNetflixかAmazonでの映画の内容が、金融系の映画だったのですが、途中でガンを宣告される映画で、、、
2日連続で大事な人がガンが宣告され、その翌日にガンを宣告される映画を見てしまり、苦しくなり途中で映画を見れなくなりました。
こんな経験をしたので、なにかのお告げかと思い、、、私もずっと面倒くさがっていた本格的な健康診断を受ける決断が出来ました。
前から色々な経営者から進められていた経営者が加入する、高度な健康診断の仕組みに、大事な二人がガンと宣告された1週間後の昨年年末に加入し、
今年の3月にPET検査を含む健康診断を行いました。実はその時点ではPET検査でも腫瘍は見つかりませんでした。
後から聞きましたが私に出来た神経内分泌腫瘍は、大腸の外側ではなく、内側にできていたのでPETでは見つからない種類だったようです。。。
PETでも見つからないとか恐ろしい、、、
PET検査については↓
②2つ目の奇跡
「全く症状が出ていないのに大腸内視鏡検査を行った」
これも奇跡的な偶然なのですが、高度医療の健康診断の仕組みに加入したのですが、その初年度特典として「大腸内視鏡」があったので、面倒だと思いながらも、、、
無料で受けれるのならやらないともったいない、、、という理由で6月末に大腸内視鏡を受けました。正直無料でなければ絶対にやってないです。。。
大腸内視鏡ってやった事ありますか?
あれ結構苦痛で、、、通常は血便でも出ない限りなかなかやらない重い検査で、前日から食べ物が送られてきて、当日も2リットル程度のまずいポカリみたいなのを飲まされて、、、検査も1日がかりで、、、
検査終わってから、もうあんな面倒な検査俺二度とやらない!(笑)って正直思っていました、、、
まさかその2週間後に、、、、その大腸内視鏡の結果として「悪性腫瘍(神経内分泌腫瘍)」が見つかったので、、、
正直今回「無償」で大腸内視鏡の検査が受けれる権利があったからこそ受けただけで、、、、
そもそも健康診断を受けたことも、内視鏡検査を行った事も、今まで全く考えたことがなかったので、奇跡としか言えない状況でした。
まさかその内視鏡検査の2週間後に「悪性腫瘍」を宣告されるとは、、、
だからこそ7月に悪性腫瘍が見つかった事自体が、奇跡的だったので、その時点では最善の結果だからこそ、最悪転移していて命に問題があったとしても、なんとか自分自身が受け入れられ、8末の結果がわかるまで精神をたもてた理由でもありました。
大腸内視鏡について↓
③3つ目の奇跡
「普通だったら見逃してもおかしくない大腸の内側に出来た珍しい悪性腫瘍(神経内分泌腫瘍)を見つけてくれた」
そして腫瘍がみつかり、すぐに大腸内視鏡で有名な名医を紹介いただき、2週間後には手術しました。
正直腫瘍が見つかり、すぐに医師を紹介いただき、初診の次の日に急遽手術で腫瘍をとったので、この爆速感には救われました。
正直ガンは見つかってから、色々な医師をいったりきたりで、なかなか手術にまでこぎつけることが出来ずに、自分の父親もはじめの状況から半年以上経過してからの手術だったので、
私は腫瘍がみつかり2週間後には手術できたので幸運でした。
神経内分泌腫瘍自体が10万人に数人と言われる非常に珍しい病気で、通常大腸がんは当たり前ですが大腸の外側にできるのですが、この病気は大腸の内側に埋もれていたので、
よくこの腫瘍を当初の医院で見つけることが出来た!と先生もおっしゃっていて、正直内側にできているから大腸内視鏡でも、これを悪性腫瘍?と見抜くのは非常に困難で、普通であれば、見逃されていた可能性が高い、、、と名医がおっしゃっていました。
とにかく運がよかった。。。
本当に数々の奇跡が重なり手術まで行き着くことが出来ました。
結果として転移はしていなかったのですが、通常この腫瘍は10mmを越えたた転移して手がつけれられない可能性が高いとの事でしたが、私の場合は6mm前後と小さく、それも転移していなかった理由です。
7月末に腫瘍をとり、病理検査に回し、結果が出るまでの一ヶ月、、、なんともいえない時間を過ごしました。
検査結果によってはこれからの人生が大きく変わること。
家族の事、会社経営の事、すぐにでも色々な決断をしなければならない状況になる事。。。
ただ、そもそもこの腫瘍が見つかった事自体が奇跡で、このまま放おっておければ、いつかは大きくなって、転移していたかと思うと本当に恐ろしい話です。
今考えてみれば、自分の父親や、親しい存在の方がガンにならなければ、私は絶対に今回ここまでの検査をしていません。
それを考えれば、父親や親しいの方が、私の命を救ってくれたといっても過言でもなければ、大げさでもありません。
結果として僕は生かされました。
《悪性腫瘍と宣告されて自分自身に芽生えた感情》
6月末に体調内視鏡検査をし、7月14日にいきなり「悪性腫瘍」と伝えられた時は、一瞬頭が真っ白になったのも事実です。
7月14日以降自分の目の前の景色が180度変わり、人生観も変わりました。
仮に自分の命が危ないのであれば、小野写真館をどうするのか?
具体的には今までM&Aで買う側の立場から、何処かの会社に弊社の株式を持って頂く必要があるのか?
家族がこれからの人生生きていくのにどれだけのお金が必要なのか?一番下の子供が大学を卒業するまでの費用、、、etc
正直今まで当たり前のように生きれてきた、このような事と真剣に向き合った事がなかった自分自身にとって、初めて真剣に向き合った2ヶ月でした。
そして何故か不思議に、とにかく生きよう!と強く思うと言うよりは、
仮に自分自身の命が有限であるとすれば、そこまでに自分が家族や会社に何ができるか?何を残せるか?をより考えるようになりました。
何故か良くも悪くも「全てを受け入れる」覚悟になったのも事実でした。
この感覚は自分でもすごく不思議で、正直自分の親しい存在や友人が同じ状況であれば、とにかく前向きに、強い気持ちで、病気に負けない心で!と思うのですが、
自分自身の身に降りかかると、不思議に「全て受け入れる」みたいな感情になったのが事実です。
《自分の持っている運と、これからについて》
本当に僕は自分で言うのもアレですが、、、w
強運だと常日頃感じています。今回もそうですが、今までも会社経営をしていると色々な事がありましたが、そのタイミングで助けて頂く方が現れたり、とにかく運が良いです。
簡単に事例をあげておくと、、、
・債務超過、かつ年商の倍の借金を背負っての経営スタート
→排水の陣であった新規事業「アンシャンテ」が早い段階で軌道にのる
・311大震災
→ブライダル事業はじめ大きな損害を受けましたが、弊社は震災以降に大きくスケールしました。
・ハレノヒ事件
→いけいけ出店時のハレノヒ事件で大きく事業に影響が出ましたが、そこからの事業再生構築で結果として収益性が大幅にあがりました。
・コロナ
→数ヶ月80%の売上ダウンで「結婚式」「成人式」というメイン事業をコロナに全否定されましたが、会社をゼロから作り直す「コーポレートトランスフォーメーション(CX)」を実行し、未来が開けてきています。
そして今回の病気。。。
とにかく人生観が変わりました。より経営者として俯瞰から弊社を見つめ直し、
社長の僕がいなくても、社員さんが自走して企業を中長期的に成長していける仕組みを構築し、さらに企業として桁をあげた成長を目指す決意が出来ました。
自分で言うのも微妙ですが、僕はこの病気でさらに成長できたと思っていますw
「起きることは全て正しい」
「神様は越えられる壁しか与えない」
この2つの言葉が身にしみました。
正直今私は息が出来るだけで幸せですし、「生きてるだけで丸儲け」という言葉も理解できます。
これからのビジネスにおいても、今までも勝負するタイミングは何度もありましたし、挑戦もしてきたつもりでしたが、
この二ヶ月間で味わった「自分がどうなるかわからない不安」を思えば、あまり怖いものはさらになくなってますw
とにかく弊社のミッション、ビジョンを叶えるために前に進む!
弊社は「オフライン」「オンライン」における感動体験創出日本一に向けて、目標をぶらさずに進んでいきます!
そしてしつこいようですが、この投稿を見て、少しでも多くの中年の方(ちなみに私は47歳です、、、)が、健康を甘く見ずに適切な健康診断等を受けて頂ければ嬉しいです!