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【ベスト本】「流れとかたち」

毎週、図書館2つに通い、バリバリ予約して本を借りる。
自分で買った本は「積ん読」になり、読むべき本は増える一方だ。
せわしなく斜め読みした本は、たいてい記憶にも残っていないのだが、時折「おっ、これは」という良書との出会いもある。
そうして浴びるように読んだ本たちが、今の自分の一部を作っている。

ベスト本は、というと、これだ。

「流れとかたち 万物のデザインを決める新たな物理法則」
エイドリアン・ベジャン&J・ペダー・ゼイン
柴田裕之・訳
木村繁男・解説
紀伊国屋書店

(概要)
すべては、より良く流れるかたちに進化する――生物、無生物を問わず、自然界に現れるかたちの全てを決定づける「コンストラクタル法則」という新たな物理法則を提唱する衝撃の書。同法則を物理学の第一原理と位置づける著者は、樹木の形、血管の配置、河川の流れから、空港や道路、スポーツ記録の進化、社会制度や文化の広がりなどもこの法則に従うと主張する。

自分の解釈は、

川は上流からうまいことひっかりなく流せば自然と末広がりな流れになり
木の葉は葉脈を末広がりに広げていく。
わてらの人生も、つまづいたりさえぎらせたりする障害を、それは外的要因だったり、内的要因だったりするかもしれないけれど、ひっかかるものを取り除いていけば、豊かな人生がスーッと末広がりに、きれいな扇状に広がって流れていくのだ、ということ。

人生の、自然の、宇宙の摂理のような気がする。

確かそうだったよなぁと思い、改めて読み直したいのだけれど、これまた「積ん読」のままだ。

そうして今回、アマゾンで調べたら、同じ著者の類似本「流れといのち──万物の進化を支配するコンストラクタル法則」というのがあった。これまた読んだような気もするけれど覚えてなくて、ポチッた。また「積ん読」が増えそうだが、いいのだ。いつか読むのだ。