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絶対いない鳥が

仕事おわり。
東京・都心の「大手町」駅で、地下鉄・丸の内線へ乗り換える。

淡路町駅

丸の内線のホームにくると、スースイッチョ、スースイッチョ、という鳥の鳴き声がする。
高層駅ビルが林立するビジネス街の地下ホーム。
絶対そこには、鳥など、いやしない。

なぜ、ややリアルな鳥の音声を流すのか?
自然と隔絶された都会の、非人間的な空間によるストレスを、癒すためか?
それとも、聴覚障害者への合図なのか?

たまに来ると、「おや?」と違和感を感じるけれど、毎日利用している人にとっては、もはや気にも止まらない、音風景なのかもしれない。

淡路町駅

淡路町で降りて、小川町を通り、神保町へ歩く。
途中で、二度見せずにはいられない、奇妙な看板がある。

顔のYシャツ看板@小川町

「顔のYシャツ」だそうだ。
ほほえみの足元では、店はとうにシャッターを閉ざしているように見える。
建物の老いに比べて、古びた感じのしない「顔」だけが、ほほえんでいる。

これは、山か?
よく、表が大きくデザインされた「看板建築」ってあるけど、
これもその一種だろう。
しかし、白い山脈は、はじめてだな。
VICTORIAとかアウトドア店もある地域だから
この優美堂も、山系の会社なのかな?

目当ての古書店にきたら

ガーン、棚卸で臨時休業と。
こないだ、日曜にわざわざ来たときも、日曜休業だから閉まってたのにー。

目当ての本があり、通販でも買えるけど、やっぱり店の感じを見たり、本を手に取ったりしてみたかった。また来る!

神保町は、大通りよりも、一本入ったこの通りが、ゆとりがあって楽しい。

ほら、街明かりが、真珠みたいだよ。