2023年の競馬を振り返る

この記事は、K3 Advent Calendar 2023の17日目の記事です。
ちゃんと当日に公開しました。(※1)
昨日はまきあーとくんの誰でも簡単!っゃっゃホットケーキを焼く方法!でした。

こんにちは。てつです。
知らない方もいると思うので、まずは軽く自己紹介をします。

K3では、2014年に会長をやっていました。(※2)
今は横浜にある小さな会社で、主に組み込み系(テレビ/ドラレコ等)の仕事をしています。

趣味はベイスターズ、マリノス、その他スポーツ観戦、謎解き、パズル、競馬、スノボ、音ゲー、日本酒、ラヴィット、ディズニー、すいちゃん、等々……色々触っています。

今回のK3アドカレ、技術系の記事は他の人に任せるとして、、、(※3)
私は2023年の競馬を振り返ってみようと思います。(※4)


1.リバティアイランド、牝馬三冠を達成する

競馬は2歳シーズンから始まり、3歳でその世代の頂点を決める戦いが3戦あります。その3戦全てに勝つと、"三冠馬"の称号を得られます。
今年、新たな三冠牝馬が誕生しました。リバティアイランドです。

桜花賞もオークスも秋華賞も全てが圧勝でした。これほどまでに強いのか。
来年も楽しみな存在です。

2.イクイノックス、電撃引退

イクイノックスという馬はご存知でしょうか。競馬を全く知らない方でも、もしかしたらニュース等で聞いたことがあるかもしれません。
今年の春から、レーティングで世界1位となっている現役最強の馬です。

イクイノックスといえば、去年の天皇賞(秋)が有名です。
このレースは競馬の面白さが詰まっている(と勝手に思っている)ので、是非見てほしいです。
馬がいっぱいいてよくわからない方は黒い帽子の3番パンサラッサと青い帽子の7番イクイノックスの2頭だけでも目で追いかけてみてください。

サウジカップ(GI)(優勝賞金1000万ドル(!?))も勝ったパンサラッサが、大逃げ爆逃げをして他の馬が最後頑張っても届かないままゴールしちゃおうという作戦。最後まで逃げ切ろうかと思ったところで、天才の一撃。結局パンサラッサは2着だったので、レース運びとしては最高でした。イクイノックスの次元が違った。
そしてこの秋天からなんとGIを6連勝し、現役最強の称号を持ったまま11月に引退を発表しました。
結果的にラストレースとなったジャパンカップでは、先程のリバティアイランドを嘲笑うかのように圧勝してしまいました。
これが世界が憧れる実力です。

こんな現在世界最強の馬でもクラシック競走は勝てなかった(皐月賞,日本ダービー共に2着)ので、競馬って面白いですね。

3.ついにJRAでもジョッキーカメラが搭載される

今年の桜花賞から、(有力馬に騎乗する)騎手のヘルメットに超小型のカメラを取り付け、その映像がレース後にJRAの公式YouTubeで公開されるようになりました。
記念すべき初のジョッキーカメラがこちら。

馬群の狭いところを走っていたり、横からすごい速さで幅寄せしてきたり、前からいきなり土が飛んできたり、そもそもめちゃくちゃ揺れていたりと競馬が大変なスポーツだということを再認識できます。
そしてレース中だけではなく、レース後に騎手たちが話している姿や、調教師が喜んでいる姿まで見れて競馬をより楽しめるようになりました。
ちなみに、この桜花賞の川田将雅のリバティアイランドに対する『お嬢さん』は競馬流行語大賞にノミネートされていると思います。(※5)

4.ついにJRAでもトラッキングシステムが公開される

今年の春、整備工事のため休止していた京都競馬場が2年半ぶりに再開しました。
それに合わせ、海外競馬では既に実装されていたトラッキングシステムがついにJRAでも公開されました。
トラッキングシステムとは、ウマ娘やウイニングポスト等のゲームをやっている方にはお馴染みの競走馬の大体のポジションが把握できるものです。

実は昨年から実証実験は行われていたんですが……。それがこちら。

正直ウマ娘の方が見やすい。
その後も改良を繰り返し、実際に始まったトラッキングシステムがこちら。

めちゃくちゃ良くなっててびっくりしました。コーナーでぐるんと回るの好き。
JRAさん、最近売上が好調なおかげなのかどんどん改良したり新規を呼び込もうとしていて素晴らしいです。あとは金を返してくれれば最高なんだけどな。

5.凱旋門賞、今年も日本調教馬は……

凱旋門賞とは、フランスのパリロンシャンで行われる世界最高峰のレースです。日本競馬界全体の夢として、日本調教馬も幾度となく挑戦してきましたが、エルコンドルパサー/ナカヤマフェスタ/オルフェーヴルの2着が最高と、未だに優勝できていません。
そんな中、昨年はドウデュース(日本ダービー馬)、タイトルホルダー(GI3勝馬)、ディープボンド(春天3年連続2着)、ステイフーリッシュ(海外重賞2勝2着1回)といった当時の日本の最強布陣で挑みましたが、結果は11着のタイトルホルダーが最先着と散々な結果でした。
その反動もあったのか、今年の日本調教馬はスルーセブンシーズ(宝塚記念2着)の1頭のみでした。(※6)
実力では流石に劣るかなあと思っていましたが、結果は4着と大健闘。今年のレースレベルや馬場ならイクイノックスが出ていれば圧勝してたと思うな……。

6.ダート改革前最後の年、各地で3頭の無敗のダービー馬が誕生

今年はダート界の話題も負けていませんでした。
マンダリンヒーローがアメリカのサンタアニタダービーで2着に入ったり、
ウシュバテソーロがドバイワールドカップでダートコースでは日本調教馬で初優勝(優勝賞金696万ドル(!?))したり、
レモンポップがJRAダートGIを春秋制覇したり、藤田晋オーナーがフォーエバーヤングでGI初制覇したり(※7)と、様々な馬が活躍しました。
そして2024年から主に地方競馬の形態ががらりと変わるため、今年が現行形態ではラストのシーズンでした。
そんな中、地方競馬では
ミックファイア(大井)(史上2頭目の無敗の南関東三冠馬)
ベルピット(門別)(北海道三冠馬)
ショウガタップリ(金沢)(無敗の石川ダービー馬)
セブンカラーズ(名古屋)(無敗の東海ダービー馬)
ユメノホノオ(高知)(高知三冠馬)
ミニアチュール(岩手)(岩手変則四冠馬)
と、強い3歳の馬達が各地でどんどん出てきました。

競馬はどうしても地方競馬より中央競馬、ダートより芝が注目されがちですが、ダート界も地方競馬界も盛り上がってほしいです。

7.ウマ娘、アニメ3期が始まる

まあウマ娘も一応競馬関係ということで……。
ウマ娘は2018年にアニメ1期が放送され、2021年にはゲームのサービス開始とアニメ2期が放送されました。
そして今年、1999年世代のクラシックを舞台としたYouTubeアニメRoad to the topと、キタサンブラック世代を中心としたアニメ3期が放送されました。
アニメ3期の世代はリアルタイムでもレースを見ていたので、毎週懐かしいなあと思いながら馬券外したのを思い出して頭抱えています。
各種配信サイトでも見れるので是非見ましょう。

おわりに

いかがだったでしょうか。
他にも色々(11年ぶりに天覧競馬が開催されたり、福永祐一が騎手を引退したり、そもそも今年競馬法100周年だったり……)
競馬にも色々あるんだなーと興味を持っていただけると幸いです。
そしてこれを読んで競馬に興味が出てきた方!
現在『第2回 k3勢で競馬場に行こうを企画していて、1/21(日)に中山競馬場に行く予定なので、是非気軽に遊びにきてください。

明日はドライスイッチくんの『ピクミンという世界最高峰の神ゲー』です。
ピクミンまだやったことないんだよな……。

それではまたどこかで。

P.S.
12/24(日)は、有馬記念の日です。M-1グランプリの日でもあります。
そんな日にJRA様が全レース買えと言ってきたので、前日の24時くらいからk3オンライン部室かどこかで全レース予想します。暇なら遊びに来てね。

※注釈
(※1)アドベントカレンダー、手を挙げたなら期日までに書き上げましょう。
  書かない/書けないのならばその枠は空けてあげましょう。
(※2)会長なのに開発やってなかったらしいです。なんで?
(※3)今回『の』とか言っているけど、前回も技術系ではなかったらしい。
(※4)実は、もしアドカレに穴が空いて誰も書く人がいなかった時用に
  謎解きの紹介記事を作成していました。興味ある人は読んでみてね。
  謎解きを、やろう。
(※5)もちろんそんなものはありません。
(※6)スルーセブンシーズは有馬記念の本命候補です。
(※7)ウマ娘化内定おめでとうございます(?)

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