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2-0は危険なスコア。勝っている時の「得意状態」とは?

僕はお酒が大好きです。
お酒を飲んでいるとき、とても脳が気持ちいいと感じるからです。

ただ、時間や量に際限なくお酒を飲んでしまう人たちがいます。僕もその1人でした。
日々の業務がひと段落した時、緊張感が緩むことで、お酒を口にします。
するとリミッターが外れてしまい、後先を考えず長時間飲んでしまうのです
主に世間で言うところの「華の金曜日」にそれは起こり、土日に体調を修正できず、本来休息に必要だった時間を費やせず、コンディション不十分なまま月曜を迎えてしまい、仕事のパフォーマンスを失い、自責の念に苛まれるというパターンです。これは環境要因として日々のストレスからの反動と開放感によって顕著に出ています。

このような会社員は世の中に大勢いて、何回も経験、失敗を繰り返しています。

実はプロサッカーの試合でも同じことが諸説としてあります。
それは試合で複数得点で勝っている時です。
特に2点以上で勝っている時はスコアが逆転に向かって動きやすいからです。
よく「2-0は危険なスコア」「2-0の恐怖」などと言われています。

理由を紐解くと、戦術やフォーメーション変更などいろいろあると思うのですが、多くのサッカー解説者やファンによる仮設の1つに、勝っているチームに油断が発生している事が挙げられます。この油断が災いし、リスクヘッジを鈍らせている事が仮設立てられます。これは対戦相手のチームと開いている得点差が大きいほど顕著に出ています。そうすると複数失点でビハインドを負っている相手チーム側には、巻き返しのための結束の力が生まれます。よってスピードと人数によるパワーをかけた攻撃が試合の後半にかけて巻き起こります。そうすると勝っているチームとしては、予定外の急な変化に修正が効かなくなってしまい、みるみる追撃点を決められてしまい、最後には逆転劇をお見舞いされるわけです。

ここまで述べたケースをざっとまとめると下記のような感じです。

サラリーマンの場合
・業務がひと段落した華の金曜日に気が緩み、開放感に任せてお酒を際限なく飲む。
・土日に急なコンディション修正を余儀なくされる事で、本来の休息が間に合わず、月曜日に引きずる。
・環境要因として日々のストレスが大きいほど顕著に出やすい。

サッカーチームの場合
・複数得点による優勢状態による油断でリスクを怠る
・ハーフタイムを経た相手チームの巻き返しが起こる事で、勝っている側は急な修正変更を余儀なくされ、最悪の場合は対応しきれず逆転負けを喫する。
・環境要因として得点差が大きいほど顕著に出やすい。

仮説とはいえ事象としてはどちらも現実なわけですから、このように繋げると面白く感じてしまいます。
サッカーチームに関してはこの教訓もあってか、試合後半の中継で「ハーフタイム中に選手に呼びかけた監督の声」を紹介している内容に「後半も0-0のつもりで戦おう!」というコメントをよく耳にするようになりました。ゴール=目標ではなく、あくまで勝利のためのツールという意識を持ちマネジメントしているのだと思います。

お酒についても飲む事を目的としているとやはりどんどん飲んでしまいます。お酒もあくまでコミュニケーションを円滑に行うためのツール程度に捉えておくのが良いのかもしれません。

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