2021.06.18 関東甲信越完全制覇(第二夜)④ JR全線完乗 on JR東日本 弥彦線 吉田→東三条

この日この路線この区間は、個人的に記念すべきものになりました。なぜならば、弥彦線の吉田ー東三条間の乗車をもって、JR全線完乗を達成したからです。「乗りつぶし」を意識し始めたのが1985年高2の夏でしたので、36年もかかってしまいました。

今回の旅の主目的といってもよかったのが「JR越後線と弥彦線の制覇」。乗りつぶしそのものは無事に終えられたのですが、エビデンス代わりの前面展望&車窓撮影の素材(編集前の動画)のほとんどを、作業ミスでロストしてしまいました。唯一無事に吸い上げられたのが、奇しくも「JR最後の未乗区間」だったのが、せめてもの救いです。

弥彦線の現在の姿は、東三条から分岐し、吉田で越後線を串刺しにして、弥彦まで延びる「信越本線の支線」に見えます。が、元を質せば、「信越本線の支線である越後線(起点は柏崎、新潟へ向かうのが「下り」)の支線」であり、吉田駅で上り下りを揃える意味もあってか、弥彦駅が起点で、吉田・東三条へ向かうのが「下り」となっています。かつては、東三条からさらに南東方向へ、越後長沢まで線路が延びていましたが、1985年に廃止されています。

あと、国鉄末期(1984年)の電化ということで、コスト削減のため「直接吊架式架線」が採用されました。のちに高架化+ルート変更されたのに合わせて、燕三条ー東三条は「シンプルカナテリー式」で吊架されていますが、同時期に電化された越後線と同様、路線最高速度は85km/hに抑えられています。車両だけはE129系が幅を利かせるようになりましたが、そのあたりはJRになってから30年以上経っても変わっていません。

ちょうど桜が満開の時期に訪れたこともあり、越後線・弥彦線には観桜あるいは「映える画」を狙ってカメラやスマホ片手の人たち(乗客とは限らないのがやや残念)が数多く見えました。次回も桜のシーズンを狙って、今度こそは全区間しっかりと素材を残したいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?