東北完全制覇+α(最終夜)① JR東日本 久留里線 前面展望 木更津→久留里

どうして東京在住時につぶしておかなかったのかと後悔しきりだった久留里線、ようやく手を着けることができました。以前は、国鉄型車両の巣窟だったのですが、2012年にキハE130系100番台が投入され、今風の路線になりました。が......

*おことわり*
画面中のテロップ「キハ100形」とあるのは、言うまでもなく「キハE130系」の誤りです🙇

元は県営の軽便鉄道だった出自が災いしてか、現在でも最高速度は65km/hどまり。レールも心なしか細めに見えます。ただ、改正鉄道敷設法によれば、上総亀山から先も延伸し、現在のいすみ鉄道(元 国鉄木原線)大多喜駅を経由して大原間で繋ぐ予定だったとか。そうなったら、房総半島の鉄道網がどう変わっていたのか、想像の域を出ませんが、興味深いところではあります。

そして、せっかくの「今どきの気動車」キハE130系も、エンジンをデチューン(450ps→約290ps)され、実にのんびり走ります。たいていは40km/h程度、一番飛ばすところでも60km/h程度。もっと軽量の気動車を入れてスピードアップすればいいのになどと思ってしまいますが、線路規格を高めないことにはどうしようもありません。

あと、東京近郊区間に指定されていながら、交通系ICカードが一切使えません。なので、乗車時に交通系ICカードで入場したて久留里線に乗り換えた場合は、運転士に「交通系ICカードで乗車した」旨を下車時に通告し、メモをもらって復路下車時に窓口精算という形をとります。JR西日本のように「車載式Suica」を導入すればいいのにとも思いますが、たかだか久留里線のためだけにそこまでの仕掛けは不要との判断なのでしょうか。

上総亀山駅付近にはダム湖(亀山湖)があり、そのほとりに旅館やホテルがあるようです。駅の前にはその送迎なのか、白いミニバンが待ち構えていました。駅の周囲には商店らしき建物がありましたが、営業しているのは1軒のみ。昔はもう少し賑わっていたのかなと思うと、若干の寂しさを覚えました。

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