京阪3000系 快速特急 洛楽......7年ぶりの「おけいはんの前面展望」新作です!

京阪特急の前面展望は既に2作(2013年5月「特急」出町柳→淀屋橋 、2014年元日「洛楽初詣」淀屋橋→出町柳)ありますが、いずれも8000系。3000系で撮り下ろしていなかったことに、今さらながら気づきました。

そこで、2021年1月31日のダイヤ改正で最大2分のスピードアップを実現した「快速特急 洛楽」をターゲットに定め、懐かしの「京阪(京橋ー七条)間ノンストップ」で味わったスピード感をどこまで取り戻せているのか、確かめてみることにしました。

平日朝の「快速特急 洛楽」は、時刻表上では「2番目に速い」ダイヤ。淀屋橋から出町柳まで49分(最速は時刻表上で「48分」)。丹波橋通過~藤森通過まで先行する準急との車間が詰まったためかスローダウンします(龍谷大前深草で追い抜き)が、それを除いては「出せるところはほぼ制限速度まで」出している感じ。これならば、昔からの京阪ファンも納得するのではないでしょうか。

どこでどうやって時間を詰めているのかはわかりませんが、先月9日に全営業線に導入完了(寝屋川・淀の両車庫は3月導入)した新しい京阪のATS(K-ATS;多情報連続式自動列車停止装置)に最適化したダイヤになっているのかもしれません。今後は、実稼働の結果をフィードバックして、ダイヤを微調整していくのでしょう。

JRや阪急とのスピード勝負は端から諦めつつも「快適さと、できる限りの速達性」を両立してくれるところに、京阪特急の魅力はあります。他社との対抗というよりは、「自社エリア民のロイヤリティを高める武器」としての特急サービスに、今後も期待したいと思います。

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