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思考は現実化するは嘘【潜在意識が鍵】

成功哲学といえば「思考は現実化する」です。

しかし、この言葉には嘘というか、語弊があります。

冷静になって考えてみてください。


人が少し考えたことが現実化してしまうと、かなり悪い人生になります。

例えば、会社で上司に怒られたあとに「あの上司はムカつく、交通事故にでもあえばいいのに」と思ってしまった。

すると、その帰りに上司は、ほんとうに事故にあって帰らぬ人となってしまった、、、


どうですか、怖いですよね。


「思考は現実化する」は、真理ではありますが、思ったことが簡単に実現するというような話ではありません。

この記事では、「思考は現実化する」の詳しい中身や正しい利用法についてを解説します。


思考は現実化するは嘘?

成功哲学の大家であるナポレオン・ヒルによって有名になった「思考は現実化する」。

都合の良い解釈ばかりが世の中に広がってしまい、その言葉は歪んだ価値観のもとに成長してしまっています。


誤解を恐れずに分かりやすくいうと、思考は現実化しません。

現実化するのは、「潜在意識」です。


この世は鏡の世界だと言われます。

鏡とはカガミ。神が人間の我を映した世界がこの世の中です。

だからこそ、同じ物理宇宙を生きているつもりでも、人の我によって生きる世界は異なります。



顕在意識と潜在意識

人間の意識は、潜在意識と顕在意識に大きく分けられます。

潜在意識とは、普段わたしたちが意識していない意識の部分。

顕在意識とは、普段わたしたちが意識している意識の部分です。


その割合は、

潜在意識が97%、顕在意識が3%です。

「思考は現実化する」が大きく誤解されている理由は、世の中で「顕在意識が現実化する」と解釈されているからです。


現実化するのは、意識の97%を占める「潜在意識」の方です。

97%のコーラに3%の水を注ぐと、それはコーラの味がしますよね?

97%の水に3%のコーラを注いでも、水の味しかしません。



自身の本当の欲望を理解する

潜在意識は現実化するのですが、それはつまり、潜在意識はすでに現実化している、とも言えます。

人の思考は現実化しているのです。

ただ、潜在意識のことを意識できないから、人間はそのことが分からないだけです。


鏡の話と同じですが、現実をじっくりと観察すると、自分の潜在意識が明らかになります。

例えば、辞めたいと(顕在意識で)思っている会社にずっといる理由は、(潜在意識が)その会社にいる安心感を求めているからです。

あまりよろしくない恋人とずっと一緒にいてしまうのも、潜在意識がなにかを求めているからです。


現実に起こることは、潜在意識が求めている欲望通りに反映されます。

よく怒っているひとは、怒りたくなるような現実が発生しますし、

よく感謝している人は、感謝したくなる出来事が起こります。


現実に起こっていること、それは良くも悪くも、それは自分の欲望を表しているということに気づきましょう。


現在の欲望を幸せな欲望に書き換える

現実に起こっていることが自分の欲望を表しているということに気づけば、その潜在意識を意識に上げて書き換えることができます。


例えば、私は仕事で無理をしてしまいます。

それは、「無理をしていれば怒られない」と勘違いしていたからです。

私は揉め事が大嫌いです。


だから誰からも怒られないように先手先手で仕事を先に先にと終わらせ、さらに、後手後手で残業残業のオンパレードという働き方をついやってしまいます。

これだけやっているのだから誰にも怒られないだろう、俺はもう誰にも怒られたくないんだ、という強烈な欲望が私を駆り立てるのです。


しかし、それでも怒られます笑

真相を言いますが、私は怒られたいんです。

怒られているときに、注目されているという安心感を子どもの頃に得ていたのでしょう。


怒られたくないと顕在意識では感じていたのに、実は、私の潜在意識では怒られることを強烈に求めていた。


なぜ、そのことが分かったのか、それは、怒られたくない怒られたくないと私は思いながら、現実では目上の人からも妻からもよく怒られるからです。

現実で怒られるということは、怒られたいんです。

これが思考は現実化するということです。


かなり深い話なので理解することは、はっきり言って難しいです。

「思考は現実化する」は、ほんとうに深い話なのです。

自身の内面を真剣に真剣に見つめて、やっと少し手がかりが掴めるくらいの話です。


本を一回読んだだけで、分かったつもりになっていると、何も得ることができません。


私は、現実から自身の潜在意識を紐解き、自分の「怒られたい」という欲望に気がつくことができました。

それからは、どんな怒られ方をしても快感でしかありません。

顕在意識と潜在意識が合致したからです。


そして、怒られない選択肢も選ぶことができるようになりました。

自分の潜在意識に介入して、自分の欲望をコントロールすることができたからです。

今まで見えなかった解決法がはっきりと観えるようになったのです。


分かりやすいように私の例を挙げましたが、重要なのは、あなたが人生を通して「思考は現実化」するを体感的に学ぶことです。

思考の現実化を身につけることができれば、

「嫌だなあ、、なんでこんなことが起こるんだろう、、」

という想いが人生から一切消えます。


「思考は現実化する」は、それくらい強烈で深い話です。

どうぞ深く理解していただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

あなたの人生が変わります。



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