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【グラップラー必見】FIGHT2WINに出る方法

え、なに?めっちゃカッコいいサムネじゃん。

そう思ったそこのあなたは「照明」と「加工」に騙されてます!出会い系アプリでマッチングした人とは似ても似つかぬ人が待ち合わせ場所に現れます!!


いきなりごめんなさい。沼田です。

この動画は2019年の7月にロサンゼルスで行われたFIGHT2WIN(以下「F2W」)の入場シーンです。撮影してくれたのはセコンドについてくれたAlbert Tapiaという選手で、UFC GYMのトーランスでコーチやりながら現役のプログラップラーとして試合に出てます。ちなみに出会って4日目でした。出会って間もなすぎる謎の日本人のセコンドについてくれる優しい男です。

ということで今回はF2Wに出る方法をこそっと教えます。ただし2020年1月現在の情報だから変更点とかあるかも。そしたらごめんね。

そもそもF2Wてなんぞや。

という方向けにプロモーションビデオが上がってるから、まずはこれを見てみてください。

PVというか大会のハイライトみたいな感じなんですけど、一応これさえ見とけば大会の雰囲気とかは把握できる内容になってます。ちなみに制作はFlo Grappling。やっぱりレベルが高い。

F2Wを簡単に説明すると、アメリカで活動しているプロ・グラップリングイベントで、代表のセス・ダニエルス率いる運営チームが全米を移動しながら月2~3大会を開催してます。最近はADCC2019の運営でも活躍してました。

ちなみに彼らは自分たちのことを「TEAM NO SLEEP」って呼んでるけど、あからさまにオーバーワーク。バイタリティがすげえ。

旗揚げは2015年で、その時のメインイベントはルーカス・ディアスvsヘンリー・マタモロスの柔術マッチ。それから今までコンスタントに大会を開催し続けてます。

F2Wといえば過去にはヴァグネル・ホシャがAJ・アガザームを蹴りで場外につき飛ばしたり、最近ではベラトール・ジャパンを欠場したベン・ヘンダーソンがナバリング大会に出場したりと、日本でもたまに(良い意味でも悪い意味でも)話題になりますね。

こちらがAJがぶっ飛ばされる動画。結果は当然DQ(反則負け)。

2019年の2月に従来の柔術ルールとグラップリングルールに加えて、柔道ルールも施行されて現在は大きくこの3つのルールで行われています。沼田が出たのはこの柔道ルールですね。

ちなみに大会の種類は

メイン興行である「ナンバリング」(F2W〇〇のように数字が付く大会)

メインカードが団体戦の「SUBVERSIV」(EBIが協力。ワンマッチは通常通り。PRIDEでいう男祭り的な立ち位置)

そして、アマチュア大会の「トーナメント」があります。

沼田が出たのは「SUBVERSIV」のワンマッチでした。



日本人とF2W

F2Wは2020年1月現在はFlo Grapplingで世界中に生中継されています。しかし、日本での知名度は柔術家や格闘家、そしてコアなファンがフローの有料会員になってウォッチしているものの、人気で言ったらまだまだなところが現状です。(正直この記事読んでる人はそのくらいは把握してると思うけども・・・。)

世界、特にアメリカを中心とした「柔術がメジャーな国」ではF2Wの知名度はそこそこあって、大会インスタグラムのフォロワー数は6.3万人に上ります。

そして何より、メインカードでは柔術家ならほとんど誰でも知っているような選手が出場しています。前述のAJやベンヘンに加え、ゴードン・ライアン、ギャビ・ガルシア、ブシェシャ、過去にはスティペ・ミオシッチ(UFCヘビー級王者)も出場しています。日本人で言うとカルペディエムの橋本知之選手が昨年の秋に出場して勝利しました。

ちなみに沼田が出場した大会のメインイベントはジオ・マルティネスvsジョアオ・ミヤオのEBIルールでのグラップリングマッチ!豪華!(結果はジオが延長戦で勝利)

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写真は試合前の沼田とジョアオさん(皮膚病のため顎にテーピング中)。赤コーナーの控室で撮ったんだけどジョアオさんは青コーナーだったので勘違いしてた可能性大。


で、お前はどうやってF2Wに出たの?

ここからが本題ですね。沼田がどうやって出場したのかと、日本人がどうやって出場するかを教えていきたいと思います。

推薦選手と公募選手について

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