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33〈ドロップ〉2019.12/15(日)~袖ヶ浦フォレストレースウェイ 100kmサイクルマラソン⑤~

〈ドロップ〉
2019.12/15(日)
~袖ヶ浦フォレストレースウェイ 100kmサイクルマラソン⑤~

30~40人はいるであろう集団の後方で、80km通過。

その時、

『ボコボコボコ・・・。』

今まで味わったことのない、感覚が右太ももを襲う・・・。

「う~、う~、うがぁ~・・・。」

右太ももの内側が強烈にツり始めた・・・。

(ここまできて集団から、落ちたくねぇ・・・。)

(回せ・・・。)

(回してりゃなんとかなるだろ・・・。)

なんとか

ならない・・・。

痛みは、増すばかり・・・。

(うん・・・。これは、ちょっとやそっとじゃ治らん・・・。)

もはや、集団にはいられなかった・・・。

どんどん離れていく集団を見送る・・・。

(あと20kmで終われるのに・・・。)

(終わるのか・・・?)

(どうなっちまうんだ・・・。)

もう、サーヴェロから降りるか悩んだ・・・。

(降りたら治るのか?)

この状況になった原因も考える。

脚がツる原因は、体内の『ミネラルの減少』と聞いてはいた。マグネシウム入りのエナジージェルは作っておいて、レース中に四分の三は摂取した。

(水分か・・・?)

冬場だし、汗は夏ほどかかない。

先日の手賀沼100kmの走行でも、ギリギリボトル一本で足りた。

手賀沼練の後、『大尉さん』と話しているときに、

「ボトル一本じゃ、水分ヤバくないか?」
と言われていた・・・。

レース前から、その言葉はかなり気にしていたのだが、

『ボトルをさらに一本を積む重量を嫌った』のだ・・・。

袖ヶ浦の登りは、今の自分にとっては、かなりキツい・・・。少しでも、重量を軽くする為の選択だった。

(とにかく、ヤベェ・・・。この状態じゃ走れない・・・。)

もはや、亀くらいの速度で、唸りながら走る・・・。

(そうだ、まだエナジージェルが少し残ってる・・・。今から効くとは思えないが・・・。)

右ポケットをまさぐり、残り4分の1となったエナジージェルを一気に吸い尽くす。

2分程経過すると、なんとか右脚の痛みが薄まってきた。

(マジか!!効いたのか?)

(よし!!まだなんとか走れそうだ。)

(さて・・・。)

ゆっくりと速度を上げていく

1~2分間だろうか、しばらくひとりで走る。

周りを見渡すと、

「うっわ~。脚が合いそうな人いないなぁ~。」

なんて、ボヤいてみる。

(後ろに誰かいないかなぁ~?)

なんて思いで、振り向いてみると

可愛らしい女性ライダーが1人

私の真後ろにピッタリと付いてきていた。

と「おわ!!いた~!!」(゚o゚;

すると、その女性ライダー

笑顔で

「てへっ」(^_-)

(「てへっ」って・・・。)(´д`)

こうなると、『てへっ』効果が発動

周りには誰もいないし、

『俺が牽かなくて誰が牽く』

ってことで、2周くらい延々と先頭を牽かされ続けました・・・。(千切らないように走っていたのですが、下りで千切れてしまったようでした・・・。)

残りは20キロも無い・・・。

こうなると、

『同じ周回のライダーには、負けたくない』

という思考にシフトする。

まだ、レースは終わらない。

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