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24<ライバルたち> しもふさ120分エンデューロ ②

2019年 5月6日 AM7:40

 場所は、千葉県成田市「しもふさフレンドリーパーク」レーススタート地点付近。

ウィンドさんが見守る中、まもなくスタートだ。

ウインドさんが
「あ」

と何かに気づく。

「あ。同じサーヴェロのS3!!」



同じカラーリングのサーヴェロがすぐそばにあった。

持ち主のライダーもこちらに気づいて、自己紹介してくれた。

こちらもペコリで、自己紹介。

ジャージを見ると、

「クリナップ」のジャージ。先日5月3日の筑波8耐でもレース中に見かけた。筑波8耐レースの3巡目では、クリナップジャージが率いるトレインに乗り損ねたので、よく覚えている。

そんな話を笑いながらして

(知らない方のサーヴェロと一緒に走れたら、なんだかいいなぁ~。)

なんて思ったりもする。

 
AM7:59
さて、いよいよスタート1分前

目の前には、「手賀沼の宇宙要塞ドロス」のKさんのえげつない太もも・・・。

(追っかけてみようかな・・・?)

AM8:00
レーススタート
 気持ちは落ち着いていた。

心拍数も90程度だったと思う。

先導車がいるローリングスタート。

隊列が整うまでは、ゆっくり目の速度。

とは言え、35キロくらいは出ていたと思う。去年の9月に初めて出場した時は、最初から慌てて、ローリングスタートの時の気持ちは、なんだかいっぱいいっぱいだったと思う。

さて、目標にしていた『宇宙要塞ドロス』さんはスルスルーっと前へ、前へ進んでいく。

(追いかけよう)

と思うのだが

(怖ぇ!!!!)

なにが怖いかというと、ライダーの多さである。

先日走った、筑波サーキットよりもコースの幅は、おそらく半分くらい。

参加者は、昨年の秋に走った『しもふさクリテリウムビギナー2クラス』の倍以上の123名。

道幅いっぱいにライダーが密集している。

その中を、時速40キロ以上で巡行することに、
 
 
正直ビビったのである・・・。
 
 
(突っ込んでいくのが怖すぎる・・・。)

この密集隊形の中、自分の限界ギリギリで先頭集団についていくことは、今の私にはあまりにも危険と感じ、早々に見切りをつけた。

(さて路線変更。120分でどこまで走れるかだな。わかっちゃいるけど、120分走り続けるのは、気が遠くなるほど長いなぁ・・・。)

さて、120分をひとりで走るわけにもいかないので、脚の合う集団を探す。 
 
第二集団に乗ろうとするが、ちょっと脚を無理に使う感じがして、パス。
 
 
ちょっと雰囲気の良い、『渋め』のライダーの後ろにつく。

しばらく、二人で走る。

ふと後ろに気を配ると、私の後ろに列ができてる・・・。

「そりゃ、俺の後ろは快適だわなぁ・・・。」

そんな中、『渋めさん』が
「集団も大きくなってきたし、回していこう」
と声かけしてくれた。

「了解です。」

 
登場人物紹介

『渋めさん』
推定年齢40代後半
積極的に声かけをして、集団をコントロールしていたかに見えたが、第二集団、第一集団の大規模合流時から消息不明に・・・・。見習うことが多かった。

気づけば、20人くらいの集団になっていた。
集団に長くいると、足並みも揃ってきて、近くにいる人はだいたい決まってくる。

 
『ピンクねえちゃん』 
推定年齢20代後半
その名の通り、上がピンクのウェアー。
積極的に上がって、巡行速度上げていく。私の後ろにいると、やたらと追い抜かしていくように感じた。私の後ろだと、でかすぎて前が見えないからだろうか?
(表彰式で、女子の部優勝してました。)

 
『ゼブラー君』
推定年齢20代中盤 軽量級
ゼブラ柄のウエアー。やたらと小刻みに動いていた気が。終盤戦も一緒で、実業団チーム『マトリックス』の選手が牽いてくれていたのに、なぜかマトリックスの選手の前に出て、長牽きしていた・・・。
 トダとラップ数は同じで、最終決戦をすることとなる。
 
 
『OTRさん』
 ジャージの背中に「OTR」の文字。意味不明でしたので『OTRさん』と心の中で呼んでいた。
 牽き良し、加速良し、足並みよし、マナー良しで、ほぼ一緒にいた。(最後は、この人との勝負になるな)と思っていたのだが・・・。

『OTR』
 レース後に確認したらオン・ザ・ロード」という意味だそうで、守谷の方のようでした。
 
 
その他にも
『ダーツさん』『グワングワンイエローさん』『レムたん』などのキャラが登場し、私のテンションをここぞとばかり盛り上げてくれた。

レースモードになると、レポートも長くなってしまう・・・。

③へ続く

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