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25〈補給〉しもふさ120分エンデューロ③


2019年5月6日(月)

 しもふさ120分エンデューロレースの序盤は、結局第3集団で落ち着く。

 平地の巡行速度はだいたい時速37~42kmくらいのペースだったかと。

 1.6キロのコースなので第一集団にラップされまくる。第一集団の前の方には、『宇宙要塞ドロス』さんの姿があり、ラップされるたびに声援をおくった。

 朝に声をかけてくれた『カレー』さんも探すが、見つけられない・・・。この時はカレージャージだったことを知りませんでした。ライディングフォーム拝みたかった(>_<)

つーか、カレージャージを作っちゃってるってどんだけのカレー愛なのでしょう!!しかも速いときたもんだ!!

カレーで速い!!(´д`)
 
 
序盤には、クリナップサーヴェロさんの姿も見られた。

(おお!!第一集団にいる!!速い人なんだなぁ。)

などと、関心する。

しかし、しばらくすると、第一集団から姿を消した『クリサー』さん。
(見かけたら一緒に走りたいのになぁ~。)
という願望は、なぜか強いまま。

 さて、レースはたんたんと進み、60分が過ぎた頃だろうか。我らの集団ももはや知った中。

割とみんな脚を揃えている。

 坂区間では、速度の落ち方が凄い時もあった。先頭が落としているのか、それともみんな疲れてきたのか・・・。

 何か仕掛けたくもなるが、まだ60分もあるので、仕掛けるには勇気が必要だった。

ていうか、仕掛ける脚持ってないし・・・。

ていうか、仕掛けって何だよ・・・。(´д`)

 そんな中、集団に動きが。


 序盤から積極的に前に出ていた、『ピンクねぇちゃん』がとうとう第二集団に乗っかった。

 もうひとりの女性である、茶色ウエアの『短髪ねぇさん』もいたのですが、その方も一緒に第二集団へ。どうやら、女子の部の順位争いが始まっていたようだった。何人かがそれに乗じて乗っていったが、振り落とされて戻ってくるものも多い。

 『ピンクねぇちゃん』と『短髪ねぇさん』は、そのまま戻ってくることはなかった。
(結局この二人が女子の部の一位と二位でした。)
 
 
120分の長丁場で、心配なことがあった。
 
   
エネルギー不足である

ロードレーサーではおなじみの言葉であるが、

エネルギー枯渇状況

『ハンガーノック現象』

というものである。

 体内に貯蓄できるエネルギーには上限があって、個人差、男女差はあるでしょうが、1000カロリーくらいでしょうかね。

 高強度の無酸素運動の領域に入ると、この貯蓄エネルギー(グリコーゲンかな?)をどんどん使ってしまうことになる。
(有酸素運動だと、脂肪を分解してエネルギーに変換するらしいです。)

 貯蓄エネルギーがからっぽになってしまうと、ハンガーノック現象になり、身体は動かず、思考も働くなり、脚は回らず、ほぼ行動不能状態となってしまうのである。

 なので、ロードレーサーは、走行時間と、消費カロリーを計算して、ハイカロリーな食べ物や、ジェルを走りながら補給しなくてはならない。

 そして私は、身体が大きいからなのか、昔からハンガーノックになりやすいような気がするのです・・・。強度にもよりますが、無補給だと60キロくらい走るとハンガーノックで走れなくなりことがしばしば・・・。

 だから、マーモット走行会では、大量の補給食を持っていって、周りの方々からは

「燃費悪いね」

なんて言われてましたね。

手賀沼では、走行中に食べる余裕が無いので、スタート前に、羊羹やアンパンを食べてました。

 ちなみに、無酸素運動領域になっているかは心拍計で知ることができるし、サイクルコンピューターが、走行中のカロリー計算もしてくれるのである。(最大心拍数の80%からだった気がするけど。)

ハイテクノロジーを駆使して、自分の状況を把握しながら戦う!!

なんだかカッコ良くないですか?(^_^)
 
 
 水分もカロリーも補給しなくてはならないから、走りに余裕のできそうな区間や、他の誰かがボトルに手を伸ばしたら、便乗してこまめに水分補給をした。ボトルの中には、いつもよりもハイカロリーな粉末ドリンクを入れている。水500mlの中に入れて280カロリー摂取できる。ちなみに価格は、一袋258円・・・。


60分を過ぎてきて、カロリーの摂取を気にするようになる・・・。

ここで、120分エンデューロに向けて用意してきた秘密兵器に手を伸ばす。

容量が150mlでなんと、382という高カロリー!!

『トップテン』

シクルマーモットで購入!!


価格は驚きの800円オーバー!!(´д`)

買うのも躊躇したが、

購入してから約半年

使うのも躊躇した・・・。

だって、価格が高すぎるんですもの・・・。

普通のボトルではなくて、強化ビニール製のミニボトルに入れて、バックポケットにしまっておいた。


60分を過ぎたあたりから、ちびちびと飲み始めた。

味見もしていなかったので、レース中に初めて口にすることとなる。

(あまっ!!!)(´д`)

マーモットの店長に、

「少し水で薄めると飲みやすいよ。」

と言われいたので、少しだけ薄めておいたのもあって、思っていたよりサラサラしていて飲みやすかった。

普段の練習では、アンパンや羊羹などで、カロリーの価格コストを下げているのですが、レース用にすると、飲みやすさも必要になるのでカロリー系が高くつく・・・。

おまけに、レース30分前には高カフェインジェル(300円)やBCAAの粉末(一袋100円以上)も飲んでるしね・・・。


マーモット店長いわく

「飲まなきゃ表彰台は狙えない!!」

とのこと。(商売上手!!)
 
 
 走行中に、ドリンク飲むのが実はしんどい・・・。

 旅の最中ならまだしも、手賀沼周回での全力走行中や、レース中では、ドリンクに手を出す余裕がない・・・。

 飲み込むのにも時間がかかって呼吸が乱れるし、足も止まって、減速してしまって、加速するのに脚使うし・・・。

 昔のタグさんは、うぐいすラインの下りのまっ最中に、ポケットから、カントリーマァムを出して、口で破いて食べてたなぁ・・・。

『補給』も上手にならなきゃなぁ~。

レースも後半戦へ

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