はぶ草の芽生えと展開
よつ葉会さんから引き継いで、2回目のはぶ草の栽培がスタートしました。
5月11日にまいた種から、可愛らしいふたばが出てきました。
はぶ草は、地面に直接種をまきます。
雑草の勢いに負けないよう、マルチの力を借りながら、農薬を使わずに育てています。
それぞれのマルチの穴には、いくつも芽が出ているものもあれば、残念ながら一つも出ていないものもありました。
そこに、追加で種をまく作業をしました。
この種は、去年育ててはぶ草から採取したものです。
よつ葉会さんが種をついできて14年。
ここまでくれば、上田の土で育った上田のはぶ草と言ってもいいのではないかな?などと考えたりしています。
去年栽培したはぶ草は、たくさんの方に喜んでいただいて、4月が終わる頃には完売してしまいました。
私たちが飲む分すら残っていません。
今年はもう少し栽培量を増やそうとしているのですが、私たち3人でできることには限りがあります。
見かねた地域の方から、「種があったら育ててあげようか?」と声をかけていただきました。
それも何人もの方から、です。
いろんな形で地域の方に支えてもらっていることが、本当に有り難いです。
どういう形で育ててもらうのか、これから交渉して、決めてゆかなければならないのですが、はぶ草茶を育てて加工するプロジェクトが次の展開を迎えることが、とても嬉しいです。
実は、Teto tetoのはぶ草茶、5月14日にオープンしたばかりのカフェで使われているのです。
谷尻誠氏設計の、超オシャレなカフェ。
去年栽培したはぶ草茶は十分な量がないし、三次には他にもはぶ草茶を販売されているところがあるので、お断りしようかとも考えたのですが、Teto tetoのはぶ草茶の味がいいのだとおっしゃっていただき、卸すことにしました。
改めてよつ葉会さんからの直伝、決して誰にも教えてはいけないと言って教えていただいた門外不出の製法で作ったはぶ草茶の威力を思い知らされました。
引き継いだ最初の年は、小さな規模からおそるおそるはじめたはぶ草茶の栽培と製造・販売。
いろんなご縁をいただいて、たくさんの方に届けることができて、さらには応じきれない量の注文までいただくようになりました。
地域の方に栽培に加わってもらうことで、より多くの方に届けることができるようになったら、こんなに嬉しいことはありません。
私たちが住んでいるところで、体に優しく安心安全で、美味しいお茶を作って、飲んだ人たちに幸せで元気になってもらいたい。
作っている人も、幸せになる仕組みをつくりたい。
小さなふたばには、夢と希望がこめられています。
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