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みのりの秋のいろ

(「とうといところ、おろかなところ」再編しています)

 二学期のきんのたねが始まりました!
 一年生の男の子が参加してくれることになり、手渡す線やいろに配慮しながら、負担が大きくならないようにしていきたいと思っています。
 
 二年生の子どもたちは、春から少しづつ、線対称の線を描いてきています。調和的な視点や、不完全なものを完全なかたちにしたいという年齢相応の欲求がみたされるような線が描けたらと思っています。少し複雑な形にも挑戦しましたが、流れるような動きは難易度があがり、筆圧が急速に落ちているひとも・・。また続けていきます。
 一年生はくるんの線、細いまっすぐの線、太いまっすぐの線、いろいろ描きました。蜜ろうクレヨンは描くのに少し力が必要なので、クレヨンの扱いにだんだん慣れてくるとともに、手指が上手に動かせるようになってくると思います。

 おはなしは、ジャータカ物語から「金色のシカ」でした。ジャータカ物語はお釈迦様の転生の物語です。何度かとりあげた、イソップ物語のようなおろかな動物のおはなしと とうといことをなした人(や動物)のおはなしと、両極のものをとりあげて、いろで追体験することで届くものがあると思っています。
 今回は、実りの秋のはじまりを感じられるようないろでした。あたたかないろを、大きめにたっぷりと描く子もみられて、いまの時期らしい絵になりました。一年生は、色数をおさえて、おはなしのいろをじんわりと感じてもらえるようにしています。

 次回はミカエル祭の雰囲気を描いていきます。よい季節になっていきますね♡



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