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焚き火のきんのたね

ひさしぶりのかんべの里のじかん
きもちがよくて感慨ひとしおでした

小学校3年生になった子どもたちが幼いころから自主保育の場としてよく遊んでいた場所
小学生になり、おつかれさまの金曜日の放課後はここで過ごそうときんのたねを始めたけれど、紆余曲折があり毎週通うことが難しくなって 近頃すこし足が遠のいていました
ぜひまたここで焚き火したい、そとのくうきを感じながら描きたい。
思いが募って、友人たちの協力を得て、かんべの里で焚き火のきんのたねをすることができました

ウッドデッキにシートを敷いて、小学生は素語りのあと、ぬらし絵水彩を描きました
おはなしはジャータカ物語より「蓮池のまわりの足あと」
森の奥の蓮池のまわりの様子やサルの王さまの不思議なちからを思ういろの体験ができたらと思いました
池に潜む鬼の朱赤にどきりとしたかも、、
「なんか変!」と違和感を訴える子もいて 鋭い感覚だなあと思いました
お水を飲みに来た動物たちを池に引きずり込んで食べてしまう鬼なのだから、、変な感じがして当然です
かんべの里の池にたくさんいたアカハライモリのお腹のいろもおんなじ朱赤でした
アカハライモリはかわいいけれど、お腹の赤は毒を持っていることを知らせて身を守るためのいろ
やっぱり、と妙に納得してしまいました

続いて 弟妹たちとも手で描きました
藍の生葉染めの水色のシルクにこびとさんの入ったクーゲルをのせて、みんなでシルクを持ってころころ転がしながら小さなお歌を歌って
レオ・レオ―ニの「あおくんときいろちゃん」の絵本を読みました

青と黄色のパステルと画用紙を手渡して
あおくんときいろちゃんをみんなの森の上でたくさん遊ばせてね
と伝えました
いろの粉をぱらぱらと紙に落として両手を使っていろを映していきます
力強いみどり、やさしいあわいみどり、うみのようないろ、、
「終わりはじぶんで決めるよ」
と話すと、それぞれのタイミングで完成を見極めていきます
口数が少なかったちいさなひとが、さいごまで熱心に手をつかって描ききって
「おわった」
と、しずかに教えてくれたお顔がとっても素敵でした
それぞれに美しいあおくんときいろちゃんは雨あがりの森の入り口できらきら輝いていました

焚き火ごはんもお味噌汁もスパイシーな豆乳チャイも焼きマシュマロもフライパンクッキーも焼き芋も、、、
ごちそうでした!

つぎは何つくろう?
どんないろに出会おう?

また森で会おう

一緒に過ごしてくれてありがとう。


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