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りんごろうそくの会

日差しが弱まり 日の入りが早くなってくると きもちも内に向かってきます。 冬至を前に 一年で一番暗いこの時期に はなやかなクリスマスの雰囲気とは異なる 静かな冬の訪れを思うりんごろうそくの会をひらきます。未来を照らすこどもたちに光を贈るじかん。きりりと寒い冬を楽しむ豊かなときが巡ってきたことを思い出します。

針葉樹でつくったうずまきの道を ひとりでろうそくを乗せたりんごを手に歩き、中央にあるろうそくから灯りをもらって帰ってくるという、たったそれだけといえばそれだけの会なのですが、暗闇をひとりで歩くこどもたちを見ているとじんわりとうれしくなります。

杉の枝を分けていただきうずまきを作り、部屋を整え いつも我が家に来てくれるこどもたちを呼びました。

おいのりのあと、くらい部屋に入りマリアが森のむこうの馬小屋にむかうお話を語ります。

石たち、ばらの花、ロバが 救い主の誕生を喜び、石の道ができ、たくさんの花が咲き、馬小屋までの道が整えられていきます。ロバはマリアを背に乗せて進みます。さいごに人間のこどもたちが手に手にろうそくの灯りを持って道を照らし 輝くひかりをマリアに捧げるのです。

鉱物、植物、動物、人間。さまざまなものたちに思いを巡らせて、さいごにひかりのこどもたちが現れたお話のあとに、目の前のこどもたちもろうそくに火を灯しうずまきを輝かせます。シンプルな会ですが 感じたかけらの何かが こどものこころに灯りを残してくれるといいなと思っています。

今年は自宅で行い ひとりで準備をして会を催したので、行き届かないことも多々ありましたが 毎年のお約束ができてほっとしています。

ご参加ありがとうございました。


#手と手のじかん #きんのたね#アドヴェントガーデン         #りんごろうそくの会

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