息子と考えて作ったコミュニケーションカード
学校は怖いところ?
夏休みが終わり、
息子が2年生の2学期がはじまる頃のお話です。
息子は2年生の1学期の中ごろから不調が続き
次第に、学校へ行くことが難しくなっていました。
いざ学校がはじまり、
2日目にしてこじれたHSC息子。
「学校は緊張するところ、怖いところ」
と話してくれました。
自分の言動が怒られる…
失敗するかも…
迷惑かけるかも…etc
いろいろ深く考えすぎて無理をして
我慢をしてしまうようで。
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HSCの特徴で「深く処理する」があります!
例えば…
・いろいろな可能性を考えて慎重になる
・じっくり観察してから考えるから慎重になる
といった傾向です。
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大人が思っている以上に、
凄く頭の中で考えちゃうからしんどくなるし
いろいろ思い浮かぶから怖くなって心配になって
苦しくなってしまうのかな…と考えました。
息子と考えた「コミュニケーションカード」とは?
なにか不安や心配、恐怖を取り除けるような
安心できる材料はないだろうかと考えて
そこで!前々から考えていた
「コミュニケーションカード」を提案。
意外なことに「作る!」と乗り気になって
一緒に5種類のカードを考えました!
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・保健室に行きたいです
・家に帰りたいです
・がまんできない
・いやな気分になった
・ひとりになりたいです
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内容も紙の台紙の色も
息子本人が考えました。
このカードを先生に見せることによって
自分の気持ちをさらに伝えれるかどうか
心配・不安な部分はあるみたいだけど
「絶対に使いなさい!」とは言わず
持っているだけでもお守りにになるかな?
と思いました。
担任の先生にも
事情を説明してフォローのお願いもしました。
あとは息子次第。
このカードを使うことによって
自分の気持ちを伝える自信に
つながれば嬉しいと思いました。
実際、使ってみてどうだった?
そして使い始めて1週間。
持って行った日から
上手いことカードを使っていました。
使うことがあるのか?と思っていた
「がまんできない」カードも初日に使ってて
自分なりに必要なときに使った様子。
カードを使うことによって
息子が抱えていた悩みなども知れて
私と担任の先生はビックリしました。
このコミュニケーションカードを使ったことによって
目に見えていなかった「困りごと」を知る機会となり
意外と刺激が強い日々だったことが分かりました。
ちなみに「がまんできない」は聴覚の困りごとでした。
これは新しい発見であり
今後の学校・私生活において
気づけて良かった!と思う、困りごとでした。
この時期は、まだまだコロナの影響で
学校でもイレギュラーなことも多く
大変なこともたくさんあるだろうに
息子に寄り添ってくれる先生たちに
感謝の気持ちでいっぱいでした。
安心材料のひとつになりました!
息子にとって、
コミュニケーションカードは持ってるだけで
安心する材料となりました。
自分の気持ちを伝えることは
エネルギーが必要なことです。
そこをサポートしてくれるアイテムがあるだけで
気持ちが軽くなっていたようです。
まだまだ不安の多かった2学期は
使う場面がよくありました。
教室以外にもクールダウンできる居場所を
用意してくださり臨機応変な対応があり
少しずつ息子は自信をつけていくことができ
3学期になるころには利用回数が減りました。
息子が安心できる環境作り
2年生にもなって
自分のことを伝えれないのは
どうなんだろう?と思いました。
だけど、繊細で過敏なところがある息子にとって
気持ちを伝えること自体が
人より勇気が必要でエネルギーがいること。
伝えるまでにも、たくさん頭の中で
一生懸命に考えているのだから
この時点で心も体もちょっぴり疲れているかも。
そんな息子をサポートしてくれた
コミュニケーションカードは
本人が「作る!」と言うほど
自分でもあるといいと感じたアイテム。
安心できるアイテムや
カードを使ったコミュニケーションを図る環境を
先生と作ることによって
学校生活を送ることへの
不安や心配、恐怖のハードルが
下がっていきました。
そして、たくさんのスモールステップで
自信をつけていくことが出来ました。
みんなと同じが難しいのであれば
みんなと違ったやり方でゴールを目指せばいい。
きっと本人の困りごとにあった
安心できるアイテムや環境を作ることができるはずです。
わたしと息子の体験が
誰かの必要としている人に届きますように◎
息子なりのスモールステップで
階段を上がっていいし
降りてもいいし、止まってもいい。
「おうち以外も悪くないね」と思ってもらえれば。
そして、自分の中の「ちょうどいい」を
見つけることが出来れば嬉しいと思っています。
この記事が誰かの参考になったり
誰かのパワーになったり
そしてHSCについて知るキッカケとなれば
嬉しいな~と思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました♡
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