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ソラニワでセルフキャラクターロストやった話

選択肢という名の茶番






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★ボツ記事


★ボツ記事2


★ボツ記事3(トンチキ)


★ボツ記事4(狂い)




★アドカレの記事
→【このまま真っ直ぐスクロール】

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ようこそアドカレの本記事へ

この記事は、定期ゲ・竹 Advent Calendar 2020 の4日目の記事です。

3日目の記事:

5日目の記事:

この記事では、ソラニワでセルフキャラクターロストを2回(実際には3回)やったので、その話をします。
キャラクターロストのお作法・ルール・タブーとかではなく、やった事例の紹介です。
自己満足記事です。

まとめてある日記はこちら。

はじめに

Q:お前は誰だ
A:オレの中のオレ……ではなく普段はゲームとか作ってる人です。定期ゲをまともにやったのはソラニワのみ。ぽれんとか記銘庭園も触っています。好きなものは楽しい地獄一瞬の煌めき美しい滅び
Q:ソラニワって?
A:ソラニワはストロールグリーンという定期更新ゲームです。全更新は13回。
Q:なんのキャラやってたの?
A:これです
Q:どんなことしてたのか三行でまとめて
A:無知キャラ(自PC)を強制的に死なせる
代わりにソラニワに現れた無知キャラのきょうだい(自PC)も死なせる
  日記メチャメチャに頑張って最後動画で〆た
なにやってるかちょっとわからないですね。
日記とかはサイトにまとめてあるから詳細はそっち見てね。
Q:ソラニワってシステム的にキャラクターロストするゲームなんですか?
A:いいえ。

それぞれの死について

死は死でもどんな死?ということで最初に概要を書いておきましょう。

★一度目の死
死者:キュムロー=ニンサバス
時期:ハロウィンの夜(11月1日に変わってすぐの深夜)、更新的には6~7回目の間(7回目の直前)
手法:全体公開チャットにて介入不可ソロールにより死亡
死前状況:ハロウィン手前にプロフが切り替わる、また、ハロウィン時キュムと接触不可状態に(一時別キャラクター状態)
死後状況:直後プロフ・ステータスの削除、7回目更新時に黒滲としてキャラクターチェンジ
★ニ度目の死
死者:黒滲
時期:9回目更新時
手法:更新された日記内にて死亡
死前状況:更新手前にプロフ変更
死後状況:プロフはクリスマスまで謎のラジオ番組がジャック、クリスマスの夜に別人のキュムロー=ニンサバス(後期)が発生しキャラクターチェンジ
★三度目のお別れ
いなくなったもの:キュムロー=ニンサバス(後期)、観光客のルエ
時期:13回目更新時
手法:全体公開チャットにて介入不可ソロール
前状況:更新手前にプロフ変更
後状況:最終プロフ更新、ロール不可状態に


なんでセルフキャラクターロストなんてしたの?

理由は2つあります。
①メタ視点のスワンプマンやりたかったから
②そういう話がすきだからそういう話にした

それぞれ語ります。

①メタ視点のスワンプマンやりたかったから

ある男がハイキングに出かける。道中、この男は不運にも沼のそばで、突然雷に打たれて死んでしまう。その時、もうひとつ別の雷が、すぐそばの沼へと落ちた。なんという偶然か、この落雷は沼の汚泥と化学反応を引き起こし、死んだ男と全く同一、同質形状の生成物を生み出してしまう。
この落雷によって生まれた新しい存在のことを、スワンプマン(沼男)と言う。スワンプマンは原子レベルで、死ぬ直前の男と全く同一の構造を呈しており、見かけも全く同一である。もちろん脳の状態(落雷によって死んだ男の生前の脳の状態)も完全なるコピーであることから、記憶も知識も全く同一であるように見える。沼を後にしたスワンプマンは、死ぬ直前の男の姿でスタスタと街に帰っていく。そして死んだ男がかつて住んでいた部屋のドアを開け、死んだ男の家族に電話をし、死んだ男が読んでいた本の続きを読みふけりながら、眠りにつく。そして翌朝、死んだ男が通っていた職場へと出勤していく。

これですね。

「キャラクターは知らないけど、キャラクターを動かしているプレイヤーは知っている」という情報がだったわけです。

今回、1回目の死で「キュムロー=ニンサバス」というキャラクターが全体公開チャットで死んでいます
そして、黒滲というキャラクターをはさみ、2回目の死で「キュムロー=ニンサバス」というキャラクターが新たに生まれます
このキャラクターは、記憶を共有し外見的特徴を一致させており、ソラニワのロール・交流において「同一人物」として扱われるように描写されています。
しかし、実際に交流してみると、「前のキュムロー=ニンサバスと異なる違和感を感じる」「黒滲の言っていた『積乱雲(前のキュムロー=ニンサバスの別称)』の情報と異なる」「死んだものは蘇らないとされているが……?」と思わせるような行動をします。(不完全のスワンプマン)

そして、10回目更新時の日記には、明確に「別人」と認定されます
ここで日記を見ている(ありがたい)プレイヤーは、キュムロー=ニンサバスが生き返ったわけではなく、別人としてやってきたと知ります。

でも、プレイヤーが動かしているキャラクターはそれを知りません
Eno.840の日記は、ソラニワとは別の、独立した話になっています。ソラニワに出ている「キュムロー=ニンサバス」を代表とするキャラクターたちでさえも、「己の出演していない別の物語」を知ることは基本的にありません。(例外もいましたが)

さて、そこにいるのは、誰だ?

という、まあ、少々奇をてらったキャラクターによる交流・ロールをやりたかったわけです。

②そういう話がすきだからそういう話にした

はい。

参考文献はこちらです(今回の宣伝)

また、このキャラクターを作る際に、いろいろな神話を元にしてやりたかったというのもあり、こんな形になりました。


セルフキャラクターロストのやり方(己の場合)

実際にやったときの方法を解説します。
やっとアドカレっぽい話をするぞ!

★一度目の死

全体公開チャットで死亡する流れです。

一度目ということがあり、準備は念入りです。

死亡時前からやったこと
・このキャラクターは死にますということを日記で念押ししておく
・日記以外の全体公開されるロールでは深く介入されない限り死について触れない
・ただし、死に近くなったら、信頼できる相手にそういうロールを入れても良いことにする
・日頃から生命力溢れる行動(ロール)をする
死亡時直前にやったこと
・更新時期の確認(死亡時期をなるべくイベントに合わせる、今回はハロウィン)
・全チャのハロウィンイベントには強制不参加(代わりに別キャラクターを仕込む)、これは交流ロールのタイミングや区切りを調節するため
・死亡シーンは複数タブで一斉に事を済ませる(死亡したらすぐにプロフもステータスも変更する)

全体公開チャットでされているので、単体シーンとしては若干演出控えめですが、死亡したという事実を広める効果は大です。

★ニ度目の死

日記で死亡させます。

死因が日記を見ないと分からないので、後味が悪くなり、より『理不尽な死』が演出できます。

死亡時前からやったこと
・期間限定のキャラクター性を強くアピール
 →黒滲の場合は妊娠状態を想起させるキャラクターにしています
・一度目の死を緩和させるような微笑ましさや、小さな希望を感じさせるロールや交流をする
・その一方で死亡フラグをバンバン立てていく
死亡時直前にやったこと
・正式なキャラクター交代(後期のキュムロー=ニンサバス誕生)をクリスマスに決定し、逆算して死亡回を決める
・事前にステータスをリセットしキャラクターも退出
 →これはソラニワの更新仕様が「更新作業(メンテ)」→「更新確認」→「更新確定」となっており、PLが交流・確認できる「更新確認」の時に入力したプロフが「更新確定」の際になかったことにされるためです。つまり、更新内容である日記で殺して更新確認時にキャラクターをリセットしても、メンテ前に死んだ(いなくなった)ことにしておかないと、確定時にメンテ前の『死んだキャラクター』がそこにいる状態になってしまうのだ。難しいね。

以後、クリスマスまではチャット不可です。
キャラクターがいない、ということは、交流ができない、ということなので。


★三度目のお別れ

普通のサヨナラ回です。

最終更新前に全チャから姿を消し、プロフを変更。

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後に残るのは水溜り。

ちなみに、日記では「セーブデータ」として抹消されていますが、その後のキュムの末路を動画にて〆ています。

これが俺の日記だーーーーーーーーー!!!!!!

動画部分はキャラロストと特に関係ないです。たぶん。

キャラクターロストのメリット

キャラクターロストのメリットを挙げていきます。

■システム的なメリット
戦闘役割の異なるキャラクターを(他PLにわかりやすい環境下で)使えることが挙げられます。
ソラニワはステータスや画像変更が比較的自由に行える状況だったので、キャラクターごとにステータスを変えたり、プロフを変えたりできました。

■ロール的なメリット
異なったキャラクターでロールができます。
言葉の使えないキャラクターから流暢に喋るキャラクターへ変更して、新たな情報を開示させたり、新たな交流を生み出すことが可能です。

■個人的なメリット
己の性癖に正直になることで心身ともに元気になる。(情緒が良く狂う)

まとめ

「みんなセルフキャラクターロストしよう!」ではなく、「セルフキャラクターロストをすることでキャラクターを輝かせる手もありますよ」ということを主張させていただきたい。

あとロストによって、ストーリーにメリハリがつき、己が元気になる。
これは自分がやりやすいからそうなってるだけで、セルフでキャラクターロストなんてしたら俺のキャラクターはぐちゃぐちゃになる!ということもあるでしょう。死のご利用は計画的に。

簡素な記事ですが、お読みいただきありがとうございました。

明日からのアドカレも楽しみ!





最後に

Q:そういや、どうして『セルフ』キャラクターロストなんですか?
A:その予定でキャラクターも物語も組んだからです。想定外の生死も、設計された予定調和の生死も、それぞれ美しいものです。