地元の小児科医師に救われた話


バビちゃんと遊んでいた日に初めて在宅静注療法のカテーテルが胸から抜去した。



即効、救急車に飛び乗って校長先生はいなかったけど学校のマニュアルを片手に市内の総合病院に搬送してもらった。


こないだのアラームトラブルの時もなんだかんだ受け入れてもらい対応してもらったから大丈夫だと私も母も思ってた。


だがしかし、搬送してもらったものの到着するとそこにはあの時の先生どころか小児科の先生がおらず成人科の医師しかいなかった。


投与が30分止まると危険 この言葉を合言葉に母は成人科の先生にも取り急ぎ事情を伝えたがなかなか理解して貰えない。


やって欲しい処置は
胸の静脈から投与するのはカテーテルが抜けてしまっている今不可能なので、抹消からルートを確保してる間に母が薬液を調合、院内にあるシリンジポンプに薬液を入れたシリンジをセットして抹消から流す という流れだった。


そもそも、在宅静注療法を知らない医師たちは終始困惑。医療ミスに繋がるかもしれないので迂闊に引き受けられなかったんだろう。とにかくモタモタした。


救急外来の処置スペースで私・母・医師数名が右往左往している所に小児科から医師が駆けつけてくれた。


再度説明すると、とにかくやってみましょうと言ってくれたおかげで抹消からルートを確保してシリンジポンプから投与することに成功した。


ただ、今晩うちの病院でみてあげることはできないと言われもう一度救急車を要請して2つも県をまたいで大学病院へ再搬送してもらうことになった


その小児科医師がとてもいい人で、搬送中にシリンジポンプの誤作動やトラブルがあると救急隊員や母じゃ対応しきれないかもしれないからと言って長距離の搬送に同乗してくれた。


無事に大学病院に到着し、ラクダ先生に引き渡しされ地元の小児科医師は帰り際に


『もう大丈夫やでな。安心して入院して元気になるんやで。』

と私の頭をそっと撫でながら帰った。
多分あの日あの先生がいなかったらとんでもないことになってたと思う。


これは胆道閉鎖症only時代の私です↓



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?