普通級と支援級で悩んだ話

クラスメイトと同じ、小学校からほど近い公立中学校への入学を許可されこれで私の進学問題も一件落着………と言いたいところだったがこんなものただの序章に過ぎなかった。

次に挙げられた問題はずばり
学級はどっち!?普通級or特別支援級選びまSHOW
くらいの気軽な勢いで突きつけられた。
(いや、多分もっと厳かだったと思う)


中学校側としては籍をどちらに置くのかはっきりさせて欲しいということだった。

そんなの迷うことなく小学校と同じく普通級に決まってるくない?と私は密かに思っていた。
そんな私のそばで両親は中学校側からそれぞれのメリットとデメリットを伝えられ、それはそれは悩みに悩み抜いたらしい。


まず、普通級の場合
メリット→全ての授業をクラスメイトと一緒に同じ教室で受けることが出来る。小学校の時と学校で過ごすスタイルは変わらない。

デメリット→全ての授業をクラスメイトと一緒に受けられるということは、当然体育も同じこと。
だからといって、みんなと同じように実技をしろとは言わない。もちろん、できない競技は見学なり審判なりしてくれてもいい
ただ、内申点や通知表に関しては競技に参加した分しか評価されないことを了承して欲しい。


そして、支援級
メリット→必要と判断した授業(主に体育)には介助の先生がついてくれる。
体育の授業も競技に参加出来なかったとしても、支援級在籍生徒という扱いで考慮して評価する。

デメリット→本来の普通級に合流できるのは一日のうちほんの半分にも満たないこと。
総合的学習やHR、道徳といった授業しか普通級では受けられない。
他の教科は全て支援級で受けてもらう。
そうなると、公立高校への進学は厳しい。


とのことだった。

両親は悩みに悩み抜いた結果、私を普通級の在籍にして欲しいと申し出た。


繰り返しになるけど、私には発達の遅れや言語等の遅れはこの時点で確認できておらず
現に、この時点でも通信教育や学習系の習い事にも通い学習面では特に問題はなかった。


公立高校へ進学し、大学へ進学し、就職する
この進路を歩むつもりで両親は私を普通級へ入れた

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