とことん楽したいキメラ改変
キメラ改変、大変そうですよね。
なのでこの記事では面倒くさがりの筆者が考えた、できる限り楽してキメラ改変をする方法をお伝えします。
今回行うキメラ改変は顔のみを違うアバターに移植する方法になります。予めご了承ください。
また、どの記事にも共通しますが一度最後まで目を通し、内容を把握の上作業を行うことをお勧めします。
書き出し長くなっても面倒なので早速説明します。
用意するもの
素体のアバターと顔にしたいアバター
多少のやる気とUnityの基礎知識
AvatarOptimizer(最後に使います)
この記事では素体をマヌカちゃん、顔をミヨちゃんを使用して説明します。
顔部分をわかりやすくするためミヨちゃんは改変済みの褐色テクスチャを使用します。
AvatarOptimizerはたぶん調べたら記事出てくるのでそれを見て入れてください(丸投げ)
これらが用意出来たら説明に移ります。
本編
位置調整
用意した2体のアバターを同じシーンに突っ込みます。
顔側のアバターのアバタースケール、またはHeadボーンなどのスケールを変えて素体側の顔となるべく重なるようにしてください。
この際、首と顔下の隙間がなるべく埋まるようにするときれいに仕上がります。
あまりに隙間が大きすぎる場合はBlenderなどを用いて隙間を埋めることをお勧めしますが、筆者は触ってすらいないので丸投げします。
ボーンの移動、入れ子
(この記事で行う作業では)最難関です。気合入れて付いてきてください。
まず前提ですが、移動するボーンは顔側アバターのHead、Neck、Chest、Spine、Hipsボーンのみです。
これらは素体側アバターの同名ボーン直下に移動します。例としてはこんな感じです。
移動する順番についてですが、Head→Neck→Chest→Spine→Hipsの順番で移動してください。さもないとぶっ壊れて最初からやり直す羽目になります。
顔側アバターのメッシュ移動
顔側アバターのメッシュを素体側に移動します。
必要なメッシュさえ動かせば問題ないですが、服も一部使いたい、不安が残る場合などはまとめて移動させても問題ないです。
AvatarDiscriptorのコピペ
顔側アバターのAvatarDiscriptorを素体側アバターへコピペします。
顔側アバター本体を選びAvatarDiscriptorを右クリック、"Copy Component"を選択しコピーします。
コピーしたのち、素体側アバター本体を選び同じくAvatarDiscriptorを右クリック、"Paste Component Values"を選択します。
これでAvatarDiscriptorの作業は終了になります。
(任意)最適化
AvatarOptimizerを用いた最適化を行います。(と言ってもコンポーネントを1つつけるだけですが)
これを行うことで余分な服やボーンがすべて吹っ飛びボーン数が半分になることも珍しくありません
アバター本体を選択したのちインスペクター最下部の"Add Component"を選択、検索欄でAAOと検索をかけます。
そして出てきた中にある"AAO Trace And Optimize"を選択します。
基本的には追加できたら何もいじらなくてokです。
これが終わったらあとはアップロードするのみです、お疲れ様でした!
蛇足
PhysboneComponentがArmatureと別の場合
アバターにってはArmatureとは別のGameObjectにPhysboneその他もろもろが突っ込まれている場合があります。
その時は素体側の顔などのSkinnedMeshが突っ込まれている場所と同じところに突っ込んであげれば正常に動きます。
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