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Webデザインの痒い所に手が届く。そんなお話やってます。 〜Webリテラシー編その2〜

はじめに

Web講師 mashです。都内でWebデザイン教えています。もちろんサイト制作などのお仕事もお受けしております。
前回、Webリテラシーその1としてプロジェクトメンバーのお話をしました。制作をするのは一人じゃないよ。というお話。

さて、様々なポジションの人がいてそれぞれ担う仕事はあるけれど
「人の仕事は関係ないからわからない」
では、良いものが出来ません。相手の言うことが最低限わかるよう知識はつけていきたいなと。そんなわけで始めます。その2です。

Webリテラシー

そもそもリテラシーてなんぞや?ってとこからいきましょうか。
リテラシー「Literacy」・・・「読解記述力」適切に理解・解釈・分析し改めて記述・表記する。
要するに、文字や文章を読み内容を理解した上で相手に伝える表現する能力ということです。
そこに、Webとつきますので、「Webを活用する上で、必要な知識」、「WebサイトやWebサービスが動く仕組みや、Webサイトなどを提供する側として最低限知っておくべき知識」といったところでしょうか。

色々と話したいとこですが、一つづつ話していきましょうか。
歴史なんかも知らないよりは知っておいたほうか良いところじゃないかと思うんで簡単に話していきます。今日はそんなところから進めてみたいと思います。

インターネットとWebの歴史のおはなし

インターネットはもともと1967年アメリカで軍の通信網のために開発された軍事用通信システム「ARPANET」を元に考案されたとされています。
通信技術の高さから、高等教育機関同士の学術研究ネットワーク「INSFNET」に引き継がれアメリカ国内の4つの大学・研究機関を接続する形で運用が開始されました。

1989年 CERN(欧州合同素粒子原子核研究機構)の研究者ティム・バーナーズ=リーは1989年〜1990年にかけハイパーテキストを元にした新しい情報管理や共有の仕組みを提案しました。 これが WWW(ワールド ワイド ウェブ)通称「ウェブ」と言われるものである。 1990年 この仕組み(WWW)で必要なツールとして マーク・アンドリーセンが文字だけでなく文字と画像が同じ画面上で表示できるWebブラウザ「NCSA Mosaic」(通称モザイク)を開発するのです。
翌年8月6日WWWプロジェクトをグループ内で発表 インターネットでWWWが利用できるようになりました。 ティム・バーナーズ=リー氏は今でも「W3C」にてディレクターとして関わっています。

ところ変わって日本では、
1984年10月に 東京大学・東京工業大学・慶應義塾大学の3大学を結ぶネットワークとして実験が開始され、最終的には約700の機関を結ぶネットワークとなりました。 1988年 大学の研究者によりインターネットの実験を行う「WIDEプロジェクト」が発足されました。当初は非営利の使い方で発展していきました。 ところが接続する組織が急増。対応ができなくなったため、プロジェクトメンバーを中心に1992年日本初商用インターネットサービスプロバイダー「IIJ」が設立しました。 翌年の1993年インターネット接続の商用サービスが開始されたのでした。


余談ですが

今ではインターネットは当たり前のようにスマホでアクセスできるものですが、当時は、文字だけ、画像だけと相手に送ってみてもらう感じに近いものだったと思います。
そもそもこの時代、携帯電話は通話するだけ。
1985年にNTTDoCoMoさんが初めて携帯できる電話を発売。3kgほどの重さがあり、めちゃくちゃでかくてごっついです。肩掛けのバッグのようなものに受話器がついている感じでしょうか。40分ほどの通話しかできず基本料は2万円以上、通話料も1分100円ほどしていたそうです。お金持ちの方しか持てないものでした。
1986年ごろからポケベルが急速に普及しました。68年頃からサービスは開始されていたのですが、医療関係者や会社などがメインで利用されていました。78年に通信回線のデジタル化が一般電話や携帯電話に先だってポケベルで行われました。
街中の電話ボックスから暗号の様な文章を数字だけで送っていたのです。
1985年には通信の自由化によって様々な企業が新規参入し一気に普及していきました。
1995年にはPHPサービスが開始されました。ポケベルは受信しかできませんでしたが双方向の通話・メールの送受信などができ、料金が安いこともあり、若い世代を中心に一気に広まった。ポケベルが10年かけて伸ばした利用者数をPHPはたった1年で塗り替えたのでした。
2000年に入り3G回線が始まりました。2002年にはカメラ付き携帯がDoCoMoから発売され撮影した画像を送ることができるサービスを開始。
今でも「写メ」と言われているのはこの頃からです。様々な進化をし面白い携帯が複数現れました。その中2008年にiPhone到来で徐々にスマホ文化へと変わっていくのでした。


今日はこの辺で

1993年以降、様々なサービスが始まり今に至ります。電話回線を使いインターネットに接続していた時代もありました。通話料がかかってしまうので、夜中の定額「テレホーダイ」というサービスでアクセスしてました。そのおかげでインターネット=夜中(アンダーグラウンド)みたいなイメージがついていました。
今では、いつでも接続出来るものになり暗いイメージは全く無くなりましたね。
今当たり前に使えるものでも歴史はあります。
歴史なんて必要ないと言わず軽くでいいので流して読んでもらえればと思うんです。「知っているが必要ない」と「知らない」ではかなり違います。

次回はブラウザの話をしていければと思います。
では今日はこんなところで。最後まで読んでいただきありがとうございます。

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