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夫目線からの出産レポート その2

6月12日

今日の写真は去年の今頃に撮った写真。お客さんに連れて行っていただいた鎌倉のイタリアン。デザートでいただいたティラミスゥ。日本語だとティラミス、って切るけど、英語だとティラミスゥ〜、って言う。興味深い。


昨夜の爆睡騒動でバタバタしたからだろうか、その夜は妻は割とよく眠れていたような気がする。

そしてお互いにすっきりと目覚めたことで、今日は活動的に過ごそうと→陣痛を起こす行動をとろうと、妻はスクワット、私は腕立て伏せを30回を5セットくらいやったり、近くのモールまで歩いて買い物に行ったり、さらに遠回りして帰ったり、陣痛来いや!と朝から割と精力的に動いた。

張りは確実に強くなっているという。

ただまだ「キタコレ!陣痛や!」とまではいかないようである。

私たちは計画や無痛分娩といった手法を取らず、自然分娩でいこう、と決めていたが、生まれくるその日が分からないというのはこんなにもストレスフルなものなんだな、、妻にとっては特に。

しっかりと動いたのにも関わらず、この日もその待望の瞬間は来なかった。

当たり前だけれど、子どもといえどもまた一つの人格である。どこかで親は「自分の子ども」という感情を持ちがちだが、彼ら彼女らももうすでに人格を持っているのである。

親の都合なんぞ全く関係ない。今日出てこないかなぁ〜、出てきて欲しいなぁ〜といくら祈っても、こういう風に言うとものすごく非科学的であまり好きではないけれど、子どもが「良し出るか」とならない限り、その日は来ないのだ。

良くなかなか出てきてくれない時「お腹の中が快適なんだね〜」と言われたが、それを言うなら今日はかなり不快になることをしたはずだけれど、出てきてはくれなかった。

早く会いたいなぁ。

6月13日

朝から妻の様子がおかしい。

赤ちゃんの「もうすぐ陣痛クルクル詐欺」にかなりやられているようである。

どうやら昨夜、お腹の張りで痛い中、私はのんきに横でガーガーといびきをかいて寝ていたようである。

さらに「暑い!」という妻を尻目に、寒いと感じていた私は付けていたエアコンをポチッと消してしまったようだ。消したのは覚えているけど、妻が「暑い!」と言っていたのは覚えていない。かなりの寝ぼけ眼であった。


暑い、痛い、ウルサイで迎えた朝、妻は超ご機嫌斜めだった。斜めすぎて普段はコーヒー(私)、ヨーグルト(妻)、パン(妻)という役割分担がある朝食の全てを私が用意したくらい、ご機嫌スーパー斜めだった。


ヤバイ。そろそろマジで陣痛来てもらわないと。このモヤモヤした時間は夫婦関係にも支障をきたすかも知れない。

たが陣痛を促す方法を調べても、スクワットや散歩はしまくっているが、他はしょーもない都市伝説的なものばかり。

焼肉を食べるだとか、オロナミンCを飲むとかカレーを食べるだとか。あとは満月に生まれやすいらしい。だが調べてみるともう既に今月の満月は7日で過ぎている。次は23日。そこまでは待てない。台風の日にも、、台風は流石にまだこちらには来ない。何なんだ。この無益な情報達は。

ネットと何とかは使いようである。

ただここまで来ると藁にもすがる思いである。

というわけでその中の一つ。


この夜は「焼肉を食べると陣痛がくる」を実践した。


友人たちと行くことはあっても、普段私たち二人で焼肉に行くことは今まで一度も無かったが、こうなったらなんでもアリだ。実践あるのみ。

コロコロのせいで席の制限があり、着席まで一時間掛かったが、ようやく目的の焼肉に辿り着いた。

これで今夜来るかも。。ってか来てくれ〜〜!

来なかったら明日はオロナミンCだな。こうなったらリポビタンDも行っとくか。

まだしばらく続く

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