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息子と一緒に働く日がくるまでに

今年度、次男が働き始めている。

最初はテレワークからスタートし、秋から通うようになった。

通勤することで、先輩や上司から指導が受けられると喜んでいたのも束の間で、残業が増えてくると、通勤も苦痛になり、睡眠時間の不足もあって、苦しむようになってきた。

父ちゃん、よくこんな風に働けてたよね。よく、僕らのために尽くしてくれたよね。

本気で感謝してくれるようになった。

過労死するような働き方をしていた親父を見習わなくて良いと思うものの、まだ辞めずに頑張れと思う。まだまだ、身に付けることは山ほどあるし、その学びのための良い機会だと思って踏ん張ってもらいたいと思う。

責任感があるからこそ、苦しみながら食らいついているようだ。良いことだと思いつつ、親としては無理すんなよとも思う。

既に親父は、厳しい職場に尽くすことの無意味さに気付き、早期退職して起業した。自分で好きなように働けている。そんな親父の、今の姿を見ると、私が若かった頃よりも、厳しい職場の理不尽な要求に感じる疑問も大きくなるのだろう。

ただね、起業して好きに働くためにも、厳しさを乗り越える経験も必要だと思うんだ。

これからのために、メンタル的にも、フィジカル的にも、強くなれと思う。強く打たれそうなときには、柔らかくかわす術も身に付けつつ、そういう方法も含めて、強くなれって思う。

強さを身に付けたら、必要なことは必要なときに身に付けられる。集中力と、責任感で、突破できる壁も増える。

親父はそう思うんだ。

強くなれた頃には、きっと、親父のやっている仕事を、今以上に魅力的に見えるようになるはずだ。親父も、それまでにそうなれるように、頑張っておくから。

早く一緒に働けるように、お互い頑張ろう。

そんな気持ちが、日に日に強くなる。

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