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酒とともにあるもの

 酒、特に日本酒を飲む際に心がけていることとして、なんでも良いので食べるものを用意するようにしている。もし用意できない場合は、当量の水をチェイサーとして準備しておくのだ。この心がけのおかげで、二日酔いになったことがあまりないので、効果はあるといえる。健康的であるかどうかは知らない。

 酒と共に食べるもののことを何と言うだろうか。ぱっと思いつくのは「肴」「あて」「(お)つまみ」だろう。これらの意味の違いはあるのかと思ったので調べた。すると、まず先に「酒菜」ありきでそれが「肴」と呼ばれるようになった。そして「酒の際につまめるもの」として「おつまみ」が生まれた。「あて(又は アテ )」は、関西の方言だそうな。「あて」のみ語源が定かでないが、江戸時代の大坂ではすでに芝居関係の文で「菜(あて)」の語が出てくるそうなので、もしかすると「あて」という表現も少しは東海道から東に伝わったのではないだろうか。

 で、写真のおつまみは、井上食品の「umi no sachi 粋」シリーズである。これを見つけたのは城崎温泉に行ったときなのだが、友人に美味いよと勧められ、購入して夜に酒と一緒につまみ、実際に美味かった。で、翌日の朝に販売元を確認したところ、全国で売っているそうなので安心して地元のスーパーや酒屋に探しに行ったものである。写真の2つのうち、「うに醤油さきいか」は特におすすめで、強烈な雲丹のコクと烏賊の滋味、そしてそれらをまとめる醤油の味が舌に残る。それらを辛口の日本酒で洗い流す。後に残る雲丹の風味と日本酒の吟醸香がたまらない。さ、もう一口、おっともう一口、と繰り返す間に、一袋なくなってしまうので非常に危険だ。小皿に取り分けておくのが望ましい。

 井上食品 umi no sachi 粋
  http://inoueshokuhin.com/?page_id=1889
 通販でもそこそこ見つかる。が、ちょっと大きいスーパーや、リカーショップでも見つけることができる。筆者はイオンで見つけた。


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