ルールテキストの "until/まで"
マジックのカードには、効果の期限を示すために「~まで/until」というテキストが使用されています。
さて、一口に~までというテキストでも、いくつかのバリエーションがあります。今回はそれらについて解説します。
untilの意味合い
総合ルールには以下の項番があります。
つまり、ある終了時まで続くのなら、その終了時点で効果は影響を及ぼさなくなります。ある時点まで続くのなら、その時点を迎えた時点で影響を及ぼさなくなります。「戦闘終了時まで」と「ターン終了時まで」は一連のTermであり、それぞれルールが規定されています。
ターンの構成
ターンの構成をおさらいしておきましょう。ターンは5つのフェイズ(黄色で示している)からなり、フェイズによってはさらにステップ(灰色で示している)に別れています。よく「アンタップ、アップキープ、ドロー」というのはフェイズではなくステップを表しています。
まで/until 続く効果は開始時に消滅する
《獣の探索》にあるように、「次のあなたの終了ステップまで」というテキストであれば、次にあなたが終了ステップを迎えた時点で効果が終わります。言い換えると、その効果を使用できる最後の機会はあなたの戦闘後メイン・フェイズです。
終わりまで/until end of 続く効果は終了時に消滅する
《苔森の戦慄騎士》のように、「次のあなたのターンの終わりまで」とある場合、あなたの次のターンが終了するまで効果が継続されます。
戦闘終了時まで/until end of combat 続く効果は戦闘フェイズ終了時に消滅する
カード枚数的には少ないですが、戦闘終了時まで、とある場合、戦闘フェイズの終了まで効果が継続します。戦闘終了ステップ中も継続することに注意してください。
ターン終了時まで/until end of turn はクリンナップまで
非常によく使われるテキストでもある、「ターン終了時まで」や、「このターン」という効果は、そのターンのクリンナップ・ステップで効果が終了します。これはターン起因処理です。(つまり厳密にターンの終わりまでではないことに気づくでしょう)
あなたの次のターンまで/until your next turn は次のあなたのターンが来た時点でおしまい
「あなたの次のターンまで」とある場合、あなたの次のターンが来た時点で終了します。つまり、効果があるのは適用開始時点から直前の対戦相手のターン中、となります。
今回は以上です。
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