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Oathbreaker ルール紹介

(画像はAI生成です)

Wizards公式でのフォーマット紹介に、Oathbreakerが新しく掲載されました。

https://magic.wizards.com/en/formats/oathbreaker

Oathbreakerはプレインズウォーカー1枚と、それに関連するインスタントやソーサリー1枚を選び、シングルトンのデッキを組みます。これらの2枚は、繰り返し使えることができ、統率者戦での統率者のようにふるまいます。
統率者戦との大きな違いは、デッキ構築枚数(60枚以上)と初期ライフ(20)です。これにより、2人対戦でも、多人数による対戦でも、どちらでも楽しむことができるフォーマットになっています。なお、Oathbreakerは非認定のフォーマットです。

Oathbreakerのルールは以下に掲載されています。

https://oathbreakermtg.org/


以下、ルールの紹介です。Oathbreakerに登場する単語の訳はすでに公式訳がありますが、あんまりかっこよくn・・・失礼。ここでは以下のように日英の表記をさせていただきます。(日本語訳は筆者の独自訳で公式ではありませんのでご注意ください。)

 Oathbreaker(フォーマット名) 誓約者戦
 Oathbreaker(カードの特性) 誓約者
 Signature Spell(カードの特性) 宣誓呪文


ルール(簡略版)

・誓約者戦/Oathbreaker は多人数戦準拠のフォーマットです。シングルトン構築(同名のカードは基本土地以外1枚のみ)、60枚のデッキを使用します。
・ゲームの開始に際し、誓約者/Oathbreaker 1枚と、宣誓呪文/Signature Spell 1枚を統率領域に置きます。
・開始時のライフは20点です。
・誓約者/Oathbreaker はプレインズウォーカー・カードです。それがデッキに使用できる固有色を決定します。
・宣誓呪文/Signature Spell はインスタント・カードかソーサリー・カードです。それは誓約者/Oathbreakerの固有色に準じている必要があります。
・誓約者/Oathbreaker は統率領域から唱えることができます。
・宣誓呪文/Signature Spell はあなたの誓約者/Oathbreaker が戦場にあり、かつあなたのコントロール下にあるときにのみ唱えることができます。
・誓約者/Oathbreaker と 宣誓呪文/Signature Spell は共に「統率者税」の影響を受けます。それぞれの税は別々に取り扱います。例えば、誓約者/Oathbreakerを統率領域から唱えても、 宣誓呪文/Signature Spellの税は重たくなりません。


より詳細なルール(CR風)

仮に、CR(総合ルール)に誓約者戦/Oathbreakerが書かれるなら、以下のようになるでしょう・・・

906.1
誓約者戦/Oathbreaker 変種ルールでは、各デッキは誓約者/Oathbreaker としてプレインズウォーカーを、宣誓呪文/Signature Spell としてインスタントやソーサリーを使用する。誓約者戦/Oathbreaker フォーマットは https://weirdcards.org/ で企画されたものである。誓約者戦/Oathbreaker 変種ルールでは通常のマジックのルールに加えて、以下に記載されるルールが追加される。

906.2
誓約者戦/Oathbreaker は多人数戦ゲームである。原則として、無差別戦変種ルールと「複数への攻撃」選択ルールを用い、「影響範囲限定」選択ルールは用いない。

906.3
各デッキには誓約者/Oathbreakerとして指定されるプレインズウォーカー・カードが1枚含まれる。この指定はそのカードで示されたオブジェクトの特性ではなく、そのカードそのものの持つ属性である。領域を変更したとしても、そのカードはこの指定を受け続ける。

906.3a
両面カードの第1面がプレインズウォーカーであるなら、それを誓約者/Oathbreakerとして指定できる。

906.3b
共闘/Partner 能力により、2枚の誓約者/Oathbreakerを使用することもできる。

906.3c
誓約者/Oathbreaker はレジェンド・ルールの影響を受ける。

906.4
各デッキには宣誓呪文/Signature Spellとして指定されるインスタント・カードやソーサリーカード1枚が含まれる。この指定はそのカードで示されたオブジェクトの特性ではなく、そのカードそのものの持つ属性である。領域を変更したとしても、そのカードはこの指定を受け続ける。

906.4a
宣誓呪文/Signature Spell は誓約者/Oathbreakerが戦場にあり、それをそのオーナーがコントロールしている場合にのみ唱えることができる。

906.4b
共闘/Partner 能力により、2枚の誓約者/Oathbreakerを使用しているなら、それらそれぞれが宣誓呪文/Signature Spellを持つ。それぞれの宣誓呪文/Signature Spellは、それに対応する誓約者/Oathbreakerの固有色の制限を受ける。

906.5
誓約者戦/Oathbreaker 変種ルールにおいては、ある誓約者/Oathbreaker を使うデッキに入れることができるカードを決定するために固有色を用いる。カードの固有色とは、そのカードのマナ・コストやルール・テキストに含まれるマナ・シンボルの色と、その特性定義能力や色指標によって定義される色のことである。

906.5a
固有色は、ゲームの開始前に確定する。

906.5b
カードの固有色を決定するに際し、注釈文は無視する。

906.5c T
カードの固有色を決定するに際しては、両面カードの第2面も考慮する。

906.6
誓約者戦/Oathbreaker デッキは以下のデッキ構築ルールに従う。

906.6a
デッキには、誓約者/Oathbreakerと宣誓呪文/Signature Spell をあわせてちょうど60枚のカードが含まれなければならない。

906.6b 基本土地以外のカードは、すべてがそれぞれ異なる名前(英語名)でなければならない。

906.6c
誓約者戦/Oathbreakerのデッキに入れることができるカードは、その固有色の全てがそのデッキの誓約者/Oathbreakerの固有色に含まれるものだけである。

906.6d
基本土地タイプを持つカードをデッキに入れる場合、誓約者/Oathbreakerの固有色に準じる色のマナを生み出すものでなければならない。

906.6e .
デッキには、誓約者/Oathbreakerと宣誓呪文/Signature Spell が含まれなければならない。

906.6f
デッキに入れることができるカードはヴィンテージ構築戦に準じる。ただし、別途定める禁止リストに含まれるカードは入れることができない。禁止リストは oathbreakermtg.org/banned-list で管理されている。

906.7
ゲームの開始時に、各プレイヤーは自分の誓約者/Oathbreakerと宣誓呪文/Signature Spell をデッキから取り出し、統率領域にオモテ向きで置く。各プレイヤーは残りのカードからなるデッキを切り直し、それをライブラリーとしてゲームを始める。

906.8
開始プレイヤーが決定したら、各プレイヤーは自分のライフの総量を20点にし、7枚のカードを引く。

906.9
プレイヤーは、統率領域にある自分の誓約者/Oathbreakerを唱えることができる。誓約者/Oathbreakerを統率領域から唱えるには、それ以前にそのゲームの間に 統率領域からそれを唱えた回数ごとに{2}を追加コストとして支払う。この追加コストは俗に「統率領域税」と呼ばれる。

906.10
誓約者/Oathbreakerがいずこかからオーナーの手札、ライブラリー、墓地、追放領域に置かれる場合、オーナーは代わりにそれを統率領域に置いてもよい。この置換効果は同じイベントに複数回適用できる。

(訳注:この部分は古い統率者ルールに準じているため、今後変更される可能性があります)

906.11
プレイヤーは、自分がオーナーである誓約者/Oathbreakerが戦場にあってそれをコントロールしているかぎり、統率領域にあってその誓約者/Oathbreakerに対応する宣誓呪文/Signature Spellを唱えることができる。宣誓呪文/Signature Spellを統率領域から唱えるには、それ以前にそのゲームの間に 統率領域からそれを唱えた回数ごとに{2}を追加コストとして支払う。この追加コストは俗に「統率領域税」と呼ばれる。

906.12
宣誓呪文/Signature Spellがいずこかからオーナーの手札、ライブラリー、墓地、追放領域に置かれる場合、オーナーは代わりにそれを統率領域に置いてもよい。この置換効果は同じイベントに複数回適用できる。

906.12a
宣誓呪文/Signature Spellが統率領域かスタック以外の領域に移動する場合、オーナーは代わりに統率領域に移動することを選んでもよい。この選択は他の置換効果(バイバックなど)を上書きする。

906.13
「ゲームの外部」を参照する効果は、誓約者戦/Oathbreakerでは意味を持たない。

906.14
ルールや効果が「統率者」を参照する場合、それは代わりに「誓約者/Oathbreaker」を参照する。


禁止カードリスト

以下のカードは禁止カードリストとして提示されている。

・カード・タイプが「策略」であるすべてのカード
・アンティに関連するすべてのカード
・銀枠(現:;ドングリ/acorn)カード
《むかつき/Ad Nauseam》
《Ancestral Recall》
《天秤/Balance》
《生命の律動/Biorhythm》
《ブラック・ロータス/Black Lotus》
《チャネル/Channel》
《Chaos Orb》
《Cleanse》
《十字軍/Crusade》
《暗黒の儀式/Dark Ritual》
《最後の審判/Doomsday》
《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》
《召し上げ/Expropriate》
《Falling Star》
《Fastbond》
《けちな贈り物/Gifts Ungiven》
《グリセルブランド/Griselbrand》
《満潮/High Tide》
《Imprison》
《Invoke Prejudice》
《Jihad》
《宝石の睡蓮/Jeweled Lotus》
《Library of Alexandria》
《限りある資源/Limited Resources》
《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond》
《魔力の墓所/Mana Crypt》
《マナ噴出/Mana Geyser》
《魔力の櫃/Mana Vault》
《Mox Emerald》
《Mox Jet》
《Mox Pearl》
《Mox Ruby》
《Mox Sapphire》
《自然の秩序/Natural Order》
《絵描きの召使い/Painter's Servant》
《プラデッシュの漂泊民/Pradesh Gypsies》
《原初のうねり/Primal Surge》
《天智、サヒーリ/Saheeli, the Gifted》
《Shahrazad》
《太陽の指輪/Sol Ring》
《Stone-Throwing Devils》
《隔離するタイタン/Sundering Titan》
《森林の始源体/Sylvan Primordial》
《Time Vault》
《Time Walk》
《修繕/Tinker》
《トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy》
《歯と爪/Tooth and Nail》
《企業秘密/Trade Secrets》
《激動/Upheaval》
《ヨーグモスの取り引き/Yawgmoth's Bargain》


引用元:
https://oathbreakermtg.org/


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