マイクロメーター付フィルムアプリケータ
皆さんこんにちは。
1週間に1度は必ず更新しようと意気込んでいたのに。。。
楽しみにしてくれている人に申し訳ない。(誰も求めてないわ!!)
ブログを始めてからそれなりにみてくれている人が増えてきて
嬉しい限りで御座います。
更新を楽しみにしていてくれる方、そーじゃない方も
温かく見守って頂ければ幸いです(笑)
えー。今日は弊社の製品:マイクロメーター付フィルムアプリケータについて書きたいと思います。何故か?と思いますよね?
数ある中からナゼこの子に決めたのか・・・
そうです。ブログを書いている私が、組み立てを行っているからです!
型番で言うと「SA-204」
テスター産業株式会社/SA-204 マイクロメーター付フィルムアプリケーター
またいつもの!マイクロメーター付フィルムアプリケータって何?
簡単に言うと塗膜を作る器具です。
なんのこっちゃ・・・(・_・)
最近テレビで壁に土をペタペタと鏝(こて)で塗っている番組がありました。イメージはあれ。得意なのは高粘度の塗料を厚く塗り広げる用途です。
先端が刃になっていて、その位置を変えることで塗膜の厚さを調節できる器具です。
一見、簡単そうに見えるこの道具。
誰でも組めるでしょ。だって簡単に組めそうじゃん!
甘い甘い甘い甘い甘い甘い甘いアマーイ。
実はとっても繊細なのです。刃を上下するアルミ製の本体は選ばれし組立職人がビシッと組み立ててます。弊社でこれを組み立てられるのは2~3人。
練習、ということでやらせてみると…。石の定盤の上で、指先、耳先の神経を研ぎ澄まして…。一台も組みたたず、半日ほどでGIVE UP。
何とかしてよー〇ラえもん!
♪てれれれってれ~だれでもくめるぅ~♪(猫型ロボ風)
治具を作りました。ダメでした。加工部品はどれだけ大量に作っても誤差があります。いつも同じように組めるような治具ではダメでした。。。
マイスター曰く
「感覚。人間ってスゴインダヨ。これダメだと思って測ると1/1000㎜以下の誤差。これを感じられるんだから、人間ってスゴインダヨ」。
いや。それはあなたがスゴインダヨ。マイスターに教わった。
「螺子締める順番、強さ、ねじが伸びる感覚、アルミ部品のねじれ…を感じながら…そう、その感じ」
( ̄д ̄)( ̄д ̄)( ̄д ̄)( ̄д ̄)( ̄д ̄)( ̄д ̄)( ̄д ̄)???
コイツナニイッテルンダ。ヘンタイかよ!
なんて思っていた私。(笑)
組立初期はほんと全然組めないし、ネジが緩くてダメだしされたり
最後のひとしめで失敗したり。。。腕が痛いし、組み立てられないし
ほんと嫌になりました。
1日やっても1台しか組めない日もあった。
簡単に組むマイスターを恨んだりもしました(笑)
さすがに今では1日10台、組めるかな!!!!(^^)
やっとマイスターが言っている意味が分かった気がします。
(ヘンタイとか言ってごめんなさい笑)
けど!!!!
マイスターはそれ以上!20~30台組んじゃいます。←ヘンタイじゃん!
(結果またヘンタイ呼ばわり笑)
まだまだ足元にも及びませんね。
精度が求められる塗工の際にはチェックしてみてください。
ココ大事!!!!!
定盤やガラス板に乗せて、カタカタするようでしたら、是非、再組立を依頼してください。結構皆さん、カタカタする状態で使用している方多いです。
しっかり直してお返しいたします。
気になる方はいつもでご相談ください。
どれだけ機械が進化しても、
やっぱり最後は
ヒト。
こんな世界もあるんです。