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2020.07.22(水) TestDaF T106 + 2020.09.10(木) T107試験を受けた後の感想と記録@ゲーテ

2020.09.10(木) TestDaF T107

 7時45分ごろ会場到着、Saalに上がると誰もいないので受付まで行って待っているとひょろい前と同じ先生が歩いてきたので声をかけて別棟の会場まで行く。きょうは2人しかいないからSaalを使うほどでもないという事か。別棟は白亜の殿堂で誰かの邸宅をまるごと借りている。2階の待合室でクーラーをつけて待つ。

 8時30分になると別室に移動。よかった照明が明るいので読解試験はやりやすかった。

 読解試験はPart1が難しかった、なんか解くコツを見失ってしまって、右半分の要約はバッチリできたものの、自分の字が汚い、拙い表現。日本語で書けばいい、わかればそれでいいのだが、自分の脳から出た言い換え日本語もかなり変。Part1用の練習を積む必要がある。時間かけすぎたためPart3に充分時間を割けなかった。10問中4問か5問正解と推測する。

読解試験Part2はいつもどおり一番得意。とはいうものの10問中6問か7問正解。

読解試験Part3は時間が足りなくなり残り15分と言われて焦る。狭い教室だとプレッシャーを感じやすい気が散る。結局自暴自棄的になってPart3の最後から数えて4問は適当に当てはめた。10問中3問か4問正解。

15分休憩。

聴取試験Part1は最後から数えて4問を聞き逃し。問題が難化複雑化している。ぱっと質問を読んでシグナルワーズに傾聴する作業ができない。8問中4問正解がいいところ。

聴取試験Part2は聞き逃し3,4問あったがR/F二択なのでまぐれ当たりを期待したい。ともかく設問が長い、一度に理解できない、構造を取れないが、設問を読みすすめる→聴きながらシグナルワーズを探す→R/Fか当てはめるでなんとかいけた。10問中7問合っていればいいな、現実的には6問てとこ?

聴取試験Part3は前回と比べて頭に入りやすい内容だが、書き取った単語が1単語だけでしかも設問と合致しているか不明のため一番やはり心もとない。7問中3問合っていればいいな、現実的には2問てとこ?

30分休憩。階下でクッキーとケーキとポットに入れてきたホットコーヒーを飲む。でも足りない。今度はもうひとつ多めに甘いものをもってくる。

作文試験の題材が暗記物と合致しない生かされない設定になっててがっかり。静的円グラフ「ドイツにて捨てられるまだ食べれるものの内訳キログラム別」で年もなく推移もなく出典すら不明。で、設問が「どうやったら対処できるか?」「問題の原因はなにか?」「日本の事情」。Stellung nehmeじゃないため、適当にその部分だけ言い換えて書いたけど。あとEntwiklungじゃないね、大半の傾向を言い表すにはEntwiklungじゃなくて他のいい単語があるはず。理由としては賞味期限が短すぎるから人がすぐ食品を捨てる。もっと賞味期限のルールをゆるくすれば廃棄率は減るだろう。また廃棄食品を再利用する団体が無いために人がすぐ捨てる行動にうつる。廃棄食品を有効活用する団体ができれば問題は軽減されるだろう。なんとか2点アーギュメントできて、結論のところで下手くそながらにもまとめれたけどもっと練習してプロ並に作文できるようにならないと。TDN3でよろしい。

また45分休憩。45もなく30分程度で口述試験に移行。

口述試験1はアートを学びたい学生が何から始めたら良いのかわからないからとりま学校に電話かける、暗記有効活用できた。

口述試験2は日本の交通事情、よくコントロールされてるか、人が違反したらどうなるか? スピード違反したら1000円罰金、免許不携帯(これがいえなかった)永遠に免許取り上げられる、とでっち上げたものの語彙不足で失敗。

口述試験3はFachhochschule・Universitat学生の一日の学習時間数比較。柱グラフ2個 3種類の比較はやはり戸惑う。森としてFachhochshuleの1位、2位は説明して3位は傾向逆転というようにもっていったがUniversitatの言及が不足した。どういうふうに説明したら効率よくまんべなく述べれるか研究が必要!グラフ・数値比較はぱっと見無味乾燥、頭混乱する、一杯の情報が氾濫して整理できなくなる。

口述試験4は政府が1000ユーロを国民に支払いする(金銭的不公平を解消すべく)ネタだしがぐちゃぐちゃになる、手書きがなれてない。まずベースとなるいつもおなじ暗記Redemittelとフォーマットをきれいに書いてその上にネタを落としていかないと! 隣の参加者の声に混乱してしまい、Redemittelがすらすら出てこなかった。IELTS8月試験の準備のためブランクが空いたことがネガティブに働いたかも。

口述試験5はインターネットでまとめを読むだけにするか、課題本を全部読むかどちらがいいか。:)→:(→:)のパターン有効。

口述6はebooksの出版が伸びている。これは前回とまったく同じでインターネット技術の向上が原因、各社間の競争強化、本がなくなるが効果。でもうまく描出できないのは語彙不足。

口述7はお礼のために家を訪ねるかワインをおごるか。これも隣のノイズにより混乱され一瞬思考回路が止まり表現が出てこない。悪影響の原因はブランクが空いた事。毎日しゃべりなれてないと一発本番じゃこのようにノイズによる混乱が発生する。TDN4じゃなくてもいい、3はカタイ。

★自己採点予想:
HVU3
LV:U3
SA:3
MA:3

★結果発表:


2020.07.22(水) TestDaF T106

 7時50分ごろゲーテに向けて出発したが印刷した受験票を家に忘れた。ペンもせっかく買ったのに家に忘れた。受験票を取りに戻ってたので8時20分すぎに到着。セブンイレブンでしょうもないボールペン(ペン先がグラつく・インクが漏れる)を買って間に合わせたがやはりサラサの0.3か0.5のインクペンがいい。今度は絶対忘れ物をしないように気をつける。

 8時20分すぎには他の4人の受験者も到着していた。コロナ対策で一応受験者と試験監督はマスクをしてた。試験中もなんとなくつけたまま。前回と違ってかなり受験者が減っていた。前回いた大勢の大陸人受験者は一人も居なかった。午前中の試験監督はシュテファン先生でなかった(以前は全日シュテファン)。ケータイは持ってこなかったので「持ってません!」と三回くらい連呼主張。受験者がぞろぞろ会場に入る。またもや右上スミの窓際席。前回朝日がまぶしかったが今日は眩しい窓は仕切りで閉め切られていた。他の窓の仕切りは直射日光が入らないので開けてあった。なので暗い。メクラになったかと思うくらい光が足りない、この会場は。朝イチから読解試験なんだからもっと明るくして欲しかった。今度はブルーベリー摂取や網膜細胞を活性化するように気をつけよう。

 試験前の注意事項はごくかんたんに。注意事項の印刷物を試験監督が読み上げ、受験票回収、試験結果を家に郵送するかゲーテで受け取るか選ぶ紙を記入して口述試験の後に自分で事務所へ提出するように指示がある。試験会場に持ち込めるのは自分のかばん(ケータイは事前に預ける)、机の上に置けるのはペットボトル水、蛍光マーカー、定規、ボールペン(黒か青のインキ)のみ。ペロッとした受験番号バーコードシールをもらい、服につける。時計は試験監督の座ってる席に掲げられている。試験開始8時30分、すでに過ぎているが読解試験はまだ始まらない。見にくいホワイトペーパーに細字の黒いインキで時間配分が書かれている、まあ読み上げてくれるが「あれ?何時に始まって何時に終わるの?」というふうに頭がポカンとなってしまった。時間配分は頭に叩き込んでおくことが大事。読解試験は65分。うち5分は説明。

 読解試験1はいつもどおりの、⇚半分に○○を探している人、⇛半分に課題文広告が並んでいる。当てはまらない課題文広告との合致が難しい。よく読み取らないと厳密に合致できない。課題文広告丸写しの⇚半分の文章を見つけたら引っ掛けだと思っていい。まるまる同じ表現が解答にはならないから。ただ一問だけ心もとないヤツがあった。その一問のおかげで付近の3問くらいにも心もとなさが影響を及ぼした。「この表現」と「その表現」を見比べて言い換えになっているか精密に検査する必要がある。

読解試験2の内容は忘れたが手応えは十分にあった。満点とったかも?と思える位。Beates DaF-Unterricht - Deutsch als FremdspracheというYoutubeチャネルの動画のストラテジーはとても具体的であり、かなり実際の試験にも役立った。

読解試験3はCoなんとかという薬品成分を用いて人同士の争いを防ぐ効果を実証する文章。Coなんとかを用いたら人は争いを防げるが科学者の監督のもとに使用すべき成分でありさもなくば必要な効果は得られないと結ぶ文章。プラセボの実験方法と結果。Dazu nicht gesagtとNeinの仕分け練習をしたからひどい点数ではないと思う。だが、試験結果を見るまで読解試験3は心もとない。

 読解試験はほどよく時間が余った。全部読解解答をキメてだいたい10分少々余った感じ。読解試験が終わったら10分間のトイレ休憩。トイレから戻ったらすぐにまた中に入るよう言われてぞろぞろと入場。

 次は聴取試験。これが一番点数低いと思う。

 聴取試験1は医学生が経済学部の授業をかじるという話。男女で聞き分けやすいが設問文を読み終わる前に会話が放送始まる。前と同じ。ほんとうに設問を十分マーキングするには時間が足りない!8問中3問は回答に必要な要所を聞き逃す。Muster試験でもそうだが、設問8はわざとわかりにくくしてある。複雑な長い設問にしてある。だが設問8ではなくもっと真ん中の部分で聞き逃しをしてしまう。クソみたいなボールペンのせいで速記がしにくい、自分の字が汚い。

 聴取試験2は3人の話者のインタビュー(die Gesprächrunde)。速すぎて内容は覚えてない。だがMuste試験を似たりよったりの内容でそれぞれの話者の考えや研究実績をR/F二者択一する問題。聴取試験1よりもはるかに先に設問を読解する時間が足りない。あっという間に終わっていた。

 聴取試験3は猿の社交性を研究してる女性Dr.の講話。どちらかというとこの聴取試験3が自分的には一番良くできた。

 聞き取り試験が終わると30分のトイレ休憩。売店やレストランで買い物してはならない、自分で持ってきた飲み物食べ物は試験会場のすぐ外の待合コーナーで摂取していい。前回の試験ではレストランで休憩できたのに。お湯をポットに汲んで来てセブンイレブンで買った甘い砂糖が半分以上も入っているネスカフェインスタント珈琲粉をお湯対応のカップに入れて飲む。これがうまい。アンパン系の菓子パンもおいしく感じる。

 次は作文試験。スマホ支払い、クレカ、デビカなどの非現金支払いを好む人が将来増え続けるだろうというAussage。2つグラフが並ぶ。上は円グラフ(ドーナツ)でどのくらいの割合のドイツ人が2014のアンケートにおいて非現金支払を好むと答えたか。65%が現金派、20%超がデビカ派、あとは7%,5%とクレカ、スマホ(App)支払派が並ぶ。下の柱グラフはどうして現金を好むのかの理由の仕分け。4分の3が「収支管理がしやすい」からと答え、あとは「安全だから」と他の理由。作文が一番よくできた。準備万端、高度なRedemittelもふんだんに取り込み、あわよくば5が狙えるのではないかと思う位自信がある。逆にいうと時間が余りすぎて持て余した。だが必要十分な質と量を書けたから残り時間で手間取ることは無かった。今度はもう少しGrafikbeschreibungに2,3文追加できるようにしてもいい。

 作文が終わるとカバンごと全部私物を持って外に出され、グループ1(3人)、グループ2(2人)に別れ、前半のグループ1は作文試験後20分もせずに又中に入り、口述試験の開始。グループ2の自分ともうひとりの受験者は外で30分以上は待った。この間は暗記した表現を必死に頭の中繰り返していた。グループ1の口述試験中にクソみたいな自動車の盗難防止クラクションが30秒ほど鳴り、グループ1でなくて良かった!と思った。グループ1が終わって出てくるとすぐ自分たちがカバンごと持って入り、蛍光ペン、定規、ボールペンを机に置き、受験番号バーコードシールをペロッと服からはがして机の上に貼られた手書きの日付の紙に貼っ付けるように指示がある。Fujitsuの古~いノートパソコンと分厚いマイク付きヘッドフォンが右側にあって、若手助手が一人ずつ付いてセットアップをしてくれる。まずは問題冊子の見開きを開いて受験番号を吹き込む、そして日付を吹き込む。解説を聴いた後、MA1。

MA1はなんとなく複雑な場面設定。解答付き模試の冊子が手に入ると聞いたので事務局に電話するという設定。汎用フォーマットを応用できたので問題なし。ただ、汎用フォーマットは「イベント系の広告を見て自分も応募したい」的なネタにしか対応してないので、今回のような「~を準備している、だから~が欲しい」的なネタに対応できるようにしてみてもいい。

MA2は日本のビオ製品はどんなものが売られているか、どこで買えるか、物価はいくらか。設問がとても具体的なので必要十分な解答をした後15秒くらい余った。もう少しデキスギ君の解答はゆるめて埋め草的なものを挟んで時間を伸ばすか、自分の身の上から出た話的なものを時間いっぱいしゃべる、とかできたらいいかな?

 MA3は2つグラフがあってなにかの値段の推移。2008年と2017年までのZeitraum。準備万端だったので自信はあるが、時間が足らなくなりピーッと鳴ってからもしゃべりつづけてた。解答に必要十分な仕事はしたから問題ないと思う。

 MA4はドイツの定年は今67歳まで(なんだって!)。で、あと3歳伸ばして定年70歳制にしないかっていうAussage。何もかも否定で行くとキメていたので、「あとたった3歳伸ばす意味あんのか?」「伸ばしたら法整備やシステム改定に時間と金かかるぞ」「老人は生産性低いぞ」というようにgegen側の攻撃をして、最後の決め台詞もバッチリ言えたので自分的には満足な仕上がり。

 MA5は大学の授業と同時にラテン語を4セメスター取ろうか、もしくはIntensivKurseの他の授業を取ろうか考えているDuで呼びかける友人に二者択一のアドバイス。否定しやすいほうを否定で。「ラテン語なんか求人市場での需要ねぇぞ?」「IntensivKurseは集中できるし質もいいぞ」と攻め上げて最後に「お前の将来のしごとと学習においてきっとためになるし、意義があるからIntensivKurseを選べ、な!」と締めくくる。汎用フォーマットが効いた。バッチリ!

 MA6はなぜ政治に興味を持つ若いドイツ人が増えているのか過去10年において。これも汎用フォーマットに基づく鍛錬が効いた。とりあえず出されたグラフのTendenzには素直に従う。反論しない、変なロジックを一切排除して、「はいはい、将来ももっと増えるよね!」というようにベタに落としやすい方を選ぶ。政治に興味を持つのはインターネット技術の進歩、具体的にはSNSの進歩、そして環境問題、(例)Fridays for Future。今後も政治に興味を持つ若者は増え、もっとインターネット技術の進化が求められ、一国の境地を超えた国際的な政治議論が活発化するだろう、とオチをつける。よくできた。

 MA7は髪の毛の長い友人がホテルでの就活で髪を切らないと採用しないみたいなことを言われて髪を切るか否か迷っている。髪を切ったほうが職探しの幅が広がるし、短い髪のほうがキミはかっこいいよ!と適当なことをでっちあげて「髪切る推し」で終わる。

 口述試験MA7が終わると試験監督がケータイを受験者に返却し、冊子回収してバイバイ。14:30すぎに終わって帰宅の途についた。

★今回の自己採点予想スコア:
Leseverstehen: 4 (LV1:10問中7問正解する、LV2:10問中8問正解する、LV3:10問中6問正解する)
Hörverstehen: 3 (HV1:8問中5問正解する、HV2:10問中4問正解する、HV3:7問中4問正解する)
Schriftlicher Ausdruck: 5
Mündlicher Ausdruck: 4

 TestDaF T107 am 10. September 2020

9月にもう一度受けないといけない。HVのスコアが4になるまで受け続ける。HV練習をやり直し。あとの科目は1週間から2週間に一度やってRedemittelを忘れないようにする。