見出し画像

新入社員のみなさん、ごめんなさい

えー、今朝、大手鉄道会社に勤務するブチョーの友人からLINEがありました。

「昨日から新人研修の一環で合宿に来ている。
一体感を強めるために私が企画した」

その会社の新入社員のみなさん、ほんとごめんなさい。
その大迷惑な合宿を企画したのは私の大学の同期です。
(ただ、彼とは学部も学科も違い、卒業後は全く違う人生を歩んでいる)

彼の話をずっと聞いていると、その会社では、昭和な同調圧力がかなりかかります。
それが嫌だと思う方は、すぐ辞表を提出していいと思います。
今の時代、3年勤務しなくても、すぐ代替の就職先は見つかるでしょう。その会社に入れるくらいの皆さんは、就活市場において有利な立場なんでしょうし。

あと、実は、その会社にずっといることを私はおすすめできません。

その会社では、自身の意思とは関係なく配属先が決まります。
しかも数年ごとに全く違う配属先になります。
お分かりですね。自身のキャリアを自身で築けないのです。
これは現代社会において非常にマイナスポイントになります。

その会社は半分公益企業なので潰れることはないでしょう。
(給料が上がるとは思えませんが)
しかしずっとその会社に在籍するとどうなるか。

私はITエンジニアです。
以前大手電機メーカーでテックリードを務めていました。
新規人員を募集することになり、大手証券会社を早期退職した人が来ました。
その人が、技術のことはおろか、自分がいた会社以外のことは何も知らないのです。もちろん戦力にならないので不採用です。
個人的には、その人には警備員くらいしか再就職先はないと考えています。

大手鉄道会社に勤務するブチョーの友人は、自分がまさにその証券会社にいた人と同じであることは自覚しているようでした。

どうしますか?
選択は貴方にありますが、ブチョーの友人の話と私の話、どちらがより世の中を見ているか、判断をお願いします。

今朝そのLINEをもらって、若者がいたたまれなくなってこの原稿を書きました。
一人でも多くの若者に、幸せな人生を過ごしてほしいおじさんの願いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?