Unit1 Chapter2 Topic1 個数を尋ねる表現とその返答  A1レベル

この講座は学校教育で行われるような文法・英文構造・長文解釈などにはフォーカスせず「この表現を言いたい場合はこの形式で表現すると良い」というスタイルで、語学学校・英会話教室で行う形式で解説・展開していきます。
各チャプターごとに会話文・文章があり、その文章中に練り込まれているトピックを分解して、そのトピックごとに記事を書いていきます。

【Chapter2の文章】
A: How many languages do you speak?
B: I speak Japanese, English, Mandarin and a little Korean.
A: Do you speak English well?
B: Yes, I do. I speak well but I don’t understand very well.
A: And, do you speak Mandarin?
B: Yes. I speak pretty well.
A: And, do you write Mandarin?
B: Yes, I write very well.
A: What about German?
B: I read a little because it is similar to English, but I don’t understand because German people speak very fast. I speak it badly. Speaking German is very difficult for me because I don’t know words. How about you? What languages do you speak?
A: I speak a couple of languages. For example, English, Vietnamese, Indonesian…

【文章中のトピック】
①個数を尋ねる表現とその返答 → How many languages do you speak? 
 (本記事で取り上げる)
②程度の良し悪し表現 → I speak a little Korean. / Do you speak English well? / but I don’t understand very well.
③Yes/No疑問文の作り方とその返答 → Do you speak English well? — Yes. / Yes, I do.
④前の文章の理由を説明する表現 → I don’t understand because German people speak very fast. / Speaking German is very difficult for me because I don’t know words.
⑤前の文章と逆のことを言う表現 → I speak well but I don’t understand very well. / I read a little because it is similar to English, but I don’t understand because German people speak very fast.
⑥「〜することは…だ」の表現 → Speaking German is very difficult for me because I don’t know words.
⑦「何の~をする?」の表現 → What languages do you speak?


【本記事で取り上げるトピック】①個数を尋ねる表現とその返答
◉How many languages do you speak? – I speak Japanese, English, Mandarin and a little Korean.
・個数を尋ねる表現は
「How many + 個数を知りたい言葉 + do you + 動詞?」
その返答は以下2通りあります。
①I + 動詞 + 数字 (+ 個数を知りたい言葉).
②I + 動詞 + 個数を知りたい言葉の下位語(かいご).

【例文】
①How many eggs do you eat every day? – I eat 2.
 How many students do you teach English? – I teach 3 students.
②How many languages do you speak? – I speak Japanese, Korean and English.

下位語(かいご)とは?
例1: 「言語」の下位語は「日本語」「韓国語」「英語」などである。
  (「language」の下位語は「Japanese」「Korean」「English」など)
例2: 「野菜」の下位語は「トマト」「レタス」「ニンジン」などである。   
  (「vegetable」の下位語は「tomato」「lettuce」「carrot」など)
上記の2例のように、下位語とはとあるカテゴリーの中に含まれている単語のことです。反対に、複数の単語を1つのカテゴリーにまとめている単語を「上位語(じょういご)」といいます。
例1: 「電車」の上位語は「乗り物」「移動手段」などである。
  (「train」の上位語は「vehicle」「transportation」などである)
例2: 「母」の上位語は「家族」「人」などである。
  (「mother」の上位語は「family」「people」などである)
これから先、様々な単語を学びますが、上位語・下位語という概念を意識しながら学習していくと単語の結びつけや脳内に単語のネットワークができ、単語学習がある程度楽になります。

【「〜語」に関する単語】
・Unit1 Chapter1 Topic6で学んだ「国名の形容詞」の形で使えます。
(国名    国名の形容詞)
Japan     Japanese
Korea     Korean
Germany   German
France    French
Spain    Spanish
一部の言語は上記の形では使えないものもあります。
(国名     国名の形容詞)
China     Mandarin/'mandərin/  共通中国語、普通話(ふつうわ)(後述)
UK, Britain   English
US, America  English
India      Hindi/'hindi/ ヒンディー語
【単語】
language/'languədʒ/ → 言語
speak/spiːk/ (動) → 話す、喋る
egg/eg/ → 卵
eat(動)/iːt/ → 食べる
every day (副)/'evri dei/ → 毎日
teach(動)/tiːtʃ/ → 教える
【発音】
how /hau/
many /meni/

「中国語」という名称に関しては、中国は多民族国家であり、民族ごとに固有の言語があります(Eg: 中国南部で使われる「広東語」、台湾で使われる「台湾国語」)。そのため「中国語」といってしまうと、どの民族のどの言語を指すのかが曖昧になってしまいます。
日本で「中国語」というと、通常は「普通話」という、主に首都・北京を中心とした方言と明・清時代の官僚の言葉などをミックスしたものをベースとした言語・公用語を指すので、上記のような英単語と日本語訳を割り当てました。

本記事は以上です。ありがとうございました。

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