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2000m以上の重賞でクロフネ産駒を買うのは損なのか【クロフネ産駒が2000m以上の重賞を勝てていない件について#1産駒133連敗中】

画像Wikipediaより引用

クロフネといえば現役時代は砂の怪物として知られた名馬で
種牡馬としても、G1競走優勝馬9頭、産駒の合計重賞勝利数は中央だけで45勝を超える優秀なサイアーである

そのクロフネの仔(産駒)がなんと2000m以上の重賞(障害、地方交流競走を除く)を勝った事がないというのです(いやコアな競馬ファンなら知られてる事実かもしれません)

種牡馬として活躍馬を多数輩出し、現役時も毎日杯(芝2000m)、JCダート(ダ2100m)を勝っていて、産駒のイメージも決してスプリンターばかりでもないのに何故なのか?

ちなみにですが他の種牡馬とちょっと比べてみましょう
下記は産駒の平均勝利距離と2000m以上の重賞勝利数(JRAのみ)です

クロフネ 芝1592m ダ1584m 0勝
フジキセキ 芝1574m ダ1504m 10勝
ロードカナロア 芝1511m ダ1431m 12勝

これを見ると平均勝利距離にそこまで差はないものの、2000m以上の重賞勝利数には差があります

でこの記事のタイトル”2000m以上の重賞でクロフネ産駒を買うのは損なのか” という話に戻りますが。

データから言えばだと思います。

下記は先週までのクロフネ産駒の2000m以上の中央重賞(障害競走を除く)における成績です

延べ133回出走して 1着なし 2着7回 3着8回 単勝回収率0% 複勝回収率65% 特に1~3番人気時の平均着順は7.3着です

まず頭で買うには確実に損です。ヒモでもちょっとって感じです

じゃあなんでこんな数字が出てるのかって話なんですが

これは2つ理由があると思っていて
1つ目は活躍馬に牝馬が多い
2つ目はダートで走る馬が多い

ということです。

1つ目の活躍馬に牝馬が多い。つまり産駒が牝馬限定重賞に出る機会が多いのです。
その牝馬戦線では2000m以上の牝馬限定重賞レース(JRA)は9レースしかないので当然混合重賞よりチャンスが少ないです

2つ目のダートで走る馬が多いも同じことが言えて、JRAにおけるダート重賞の中で2000m以上のレースはありません

以上の点がクロフネ産駒は2000mあまり走っていない理由ですが、それをおいてもやはり数字は良くありません。

じゃあクロフネ産駒が2000mダメなのかといえば、そうではないと思います。
結局はどんな血統であれ2000m以上を走れる能力があり、その能力を発揮できる馬なら大丈夫だと思います

クロフネ産駒はたまたま2000m以上の重賞勝ちはありませんが、
今後、残り少なくなってきたクロフネ産駒からこのジンクスを破る馬が出てくることを期待しましょう!


読んで下さってありがとうございました。

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