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誰に感情移入しても苦しいドラマ「海のはじまり」 #day21

フジテレビ系ドラマ『海のはじまり』を見て、後悔した。

なんの予備知識もなく、一気に3話まで見たんだけど、こんなに重い感じのドラマとは思っていなくて。ダメだ、心が持たん。

だって、登場人物の誰の気持ちを想像しても、苦しいんだもの。こんなドラマって、今まであったかな?キャスト全員がそれぞれに悲しみや戸惑いを抱えていて、誰に感情移入しても心がきゅっとなる。そりゃあ、見てる方はしんどいよ。


なんだかディスっているように聞こえるかもしれませんが、違います。むしろ、褒めてます。めちゃくちゃ考えさせられるドラマだなーと思って。


人は、いつどのように“父”になり、いつどのように“母”になるのか。この時代だからこそ伝えたい“親子の愛”を通して描かれる“家族”の物語。

この物語の主人公となるのは月岡夏(つきおか・なつ/目黒蓮)。大学時代に、ふとしたきっかけで付き合うようになった同級生・南雲水季(なぐも・みずき)と幸せな日々を送っていました。しかし、就職活動を迎えようとしていたある日、突然、彼女から別れを切り出され、そのまま2人は別れることに。それから7年がたち、新しい人生を歩んでいた夏でしたが、大学時代の友人からの連絡で、水季が亡くなったことを知ります。別れを告げられて以来一度も会うことがなかったこともあり、その事実に実感が湧かないまま葬式へと向かった夏は、そこで海(うみ/泉谷星奈)という名の幼い女の子と出会います。その女の子が、水季の子どもだということを知った夏は驚きを隠せません。そして、彼女の母親から、自分が海の父親だと聞かされます。水季が、自分の知らないところで、自分との間にできた子どもを生み、何も言わずにその子どもを育てていたことを知った夏は、水季と海が過ごした7年という月日に思いをはせ…。

『海のはじまり』オフィシャルサイトより
※めちゃくちゃ長いけど、まんま載せます🙇‍♀


“昔つきあっていた彼女が、自分の知らないところで、自分との間にできた子どもを産んでいた。それを知ったのは、別れてから7年後。彼女の葬儀の日だった”

作りようによっては、ドロドロぐちゃぐちゃな韓ドラ風にもできそうなストーリーを、淡々と静かに描いている。1秒も気を抜かず、丁寧に作っている(演じている)んだろうなと思わせる、美しい映像。心にじわじわ迫ってきます。

たぶんだけど、この作品に出てくる人たちはみんな優しい。優しいからこそ、苦しい。それぞれが想いをグッとこらえて、かみしめてる。そのグッとこらえている部分に、言葉にならない感情が乗っていて、そこが(いい意味で)しんどくなっちゃうんだと思う。


夏「自分で決めらんなくて、人についてってばっか」
水季「えっ、すごいよ?人に合わせられるのすごいことですよ」
夏「いや、意思がないっていうか、自分がないっていうか……」
水季「自分より他人のこと考えちゃうだけでしょ?いいことですよ

『海のはじまり』第一話より


最後に、第一話で出てきた印象に残ったセリフを。わたし自身も「自分がない」って思っているから、この言葉に少し励まされました。「自分がない」のと「他人軸で生きる」ってのは、ちょっと違うのかな……?

そしてこのセリフが、目黒蓮くん演じる月岡夏のキャラクターをめちゃくちゃ表してるなぁと、個人的には思っています。


ドラマが気になった方、今ならまだTVerで追いつけます!(1~3話まで配信中)

イッキ見するときは、気合を入れてからどーぞ。


ではでは、また明日!


#66日ライラン
#day21



ついに3週間経過!
ここまでよくがんばりました!

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