私が旅に出る理由 〜弟子屈で動物との生き方を考える〜
弟子屈スタイルの大野典子です。
思えば生活のほとんどが旅になってしまっている私ですが、そもそも私が旅に出たのは学びのためでした。
自分の日常に答えの見つけられない事を探しに行くのが旅、どんな仕事をしてよいかわからなくて旅に出ているうちに、いつの間にか旅が仕事になった今でも、興味があること知見を広めたい事、学びのために旅に出つづけてしまいます。
コロナ禍で旅ができなかった時は広島の尾道でロバやヤギや羊と暮らしながら、彼らのフンと山の腐葉土で畑を作ったり、馬と畑を耕す練習をしたりしていました。
コロナの時代を経て、いざまた旅ができるタイミングになったとき、私の中で旅で学びたい事の優先順位が大きく変わり、地球においての自然との共存、動物との共存を考えさせてくれる場所へ旅したいと思うようになりました。
そんな中での弟子屈滞在でも、たくさんの動物との触れ合いがありました。
一番最初に弟子屈で出会った動物はこちら
渡辺体験牧場の仔牛ちゃんです。
距離を置きつつ目線を合わせると、黒い大きな好奇心のうるうる光るお目目で寄ってきます。
この土地で人間に大事にされて生きてきたことがわかります。
ここ渡辺体験牧場の入り口には大きな馬の銅像が。
渡辺さんに訪ねると、昔渡辺牧場で飼っていた馬がモデルだそうで、沢山の名馬の産みの親だそうです。
あまりにも大きな馬の銅像だったので、運びきれなくて少し足元を切断してしまったのだそう。
北海道は馬と人間が協力して開拓してきた場所です。
名馬とは力持ちなだけでなく人間とこまかなコミュニケーションがとれることも重要なポイントです。
今はもう渡辺体験牧場に馬はいないそう。
戦後、トラクターなどに変わり、馬と人間が協力して畑を耕したり山の木を切り出したりすることはみれなくなりましたが、その少しでもの歴史が感じることは嬉しい事でした。
次回から少しづつ弟子屈で出会った動物たちについて書いていきたいと思います。