FRM Part2 感想戦

1.試験の感想

  • 前提としてスペック?を述べておくと、CFA取得済み、純ドメ文系(非経済)、です。

  • 範囲としては引き続き4割~5割程度CFAと被っていたのではないかと感じました。

  • Part1と同じく、舐めてると普通に死ねる難易度でした。ただし、Part1と比べて問題数が少ない(100問→80問だったかな?)ことに加え、特段文章が多くなったなども無かったため、Part1より楽に感じました。

  • Part1では時間いっぱい使いましたが、Part2は1時間以上余らせて終了、20分ほど見直しをしたところで飽きて退出しました。なお、Part1の時のように点数が表示される(?)といったことはありませんでした。

  • 全体を通して、CFAL1<FRM<CFAL2というのは言い得て妙だなと思いました。CFAやってるのでバイアスかかってると思いますが、FRMはやはりCFAより分量が少ないため、勉強自体は楽だと思います。また、4択であるせいかCFAのように選択肢に悪意が無く、素直である点もやや楽なポイントかと思います。

  • CBTであるためテストセンターで受けたわけですが、ボディチェックやその他チェックは非常に甘かったです。不正する人が出てきそうなので、なんとかして欲しいと思いました。

2.使用教材および勉強法

  • BionicTurtle(Professional)、Schweser(Mock1&2)

  • BTはPart1から継続して使用。ProfessionalコースにしてExcelを見れるようにしました。

  • 動画視聴→PracticeQ一巡→テキスト一巡&まとめノート作成→PracticeQ2回め→Mock→暇つぶしのSchweser(1つ目のMock解いたところで試験日を迎える)という感じで進めました。

  • 巷(Reddit)で言われている通り、BTは問題のクオリティが申し分ないです。選択肢も一つ一つに意味があり、間違いの選択肢も何故間違いなのかをしっかり把握することで、かなり漏れなく範囲をカバーできるようになっていると感じました。BTの問題をこなせれば確実に好成績で通過できる実力はつくと思います。

3.試験結果(およびゆかいなRedditor達)

  • さて、試験後、Redditでは問題の難しさ等にひとしきり愚痴が出た後、結果発表はいつなのか?といういつもの話題で盛り上がりました。

  • おなじみ300hoursによる今回の結果発表日の予測は以下のとおりでした。

 Part1・・・2023年1月9日
 Part2・・・2023年1月16日

  • CBTなのにちんたらしているGARPにRedditorは怒り心頭です。どうやら会社の費用のポリシーで1月15日までに合否が必要な民が多いらしく、「もう待てない」の大合唱。

待ちすぎて骨になった民たちを揶揄する画像
  • そんな中、Redditにあるスレッドが立ちます。


  • 驚くべきことに、ChromeDevツールのネットワークリクエストから、試験結果公表日のヒントらしき情報を得たRedditorが現れたのです。

  • にわかにざわつくRedditor達。1月16日がコンセンサスとなり諦めムードが漂っていたsubredditは、一気に活気づきます。これまでの鬱憤もあってか、上を下への大騒ぎです。

  • 最終的に、F5連打を繰り返したRedditorは日本時間1/4 24時頃、FRMの試験画面がバグっていることを発見します。

結果発表前にバグるFRMダッシュボード
  • その2時間後、試験結果は無事に発表となりました。

  • 何が言いたいかというと、コンセンサスを覆す情報を持ってきたRedditor、君は凄い。そして、楽しさをありがとうReddit。

  • さて、肝心のtescの結果は以下のとおりでした。


オール1ならず。

4.FRMとは何だったのか

・CFA or FRM ?

  • どちらも持たざる民からのよくある疑問として、CFAorFRM?というのがあると思います。これに対する自分の答えは、「とりあえずCFA受けとけ」です。

  • CFAはとにかく浅くて広いです。(受けてる最中は「浅いなんてとんでもない」と思われるでしょうが、安心してください。浅いです。)ただ、その途轍も無いまでの膨大さは、金融というものに対する極めて頑丈な土台を形成してくれます。これはとても素晴らしいことです。

・ならFRMに意味は無いの?

  •  FRMはこれはこれで中々凄いです。CFAをやや深掘りし、若干の応用を利かせるイメージです。なお、ご参考まで、tescはCFAだけでは出来なかった以下のようなことを、FRM学習後できるようになりました。(自分はプロではないので、プロの方から見ると手遊びのようなものだと思いますが。。。なお、全てexcelの力技です。)

・tコピュラとGARCHモデルを活用したアセットアロケーションの最適化
株式のバイナリオプションの売りプレミアムと、回収率40%のハイイールドスプレッドの比較検証(表裏一体である株式とHY債はどちらがお得なのかの検証)
HY債の非期待損失からみるHYスプレッドのプレミアムの検証

・どういう人にFRMはおすすめか

  • 自分がそうなので、とてもバイアスかかってると思いますが、やはりCFAホルダーにはおすすめできます。分野の被りも結構あるので、要領のいい人ならPart12同時受験でも普通にいけるような気がします。

  • 内容としては、バンキングのミドル部門(リスク管理)にかなり偏っている印象を受けたので、そういう職業の方には1も2もなくおすすめできます。

以上、Noteの使い方わからないので見づらくて申し訳ないですが、感想でした。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?