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08/31 せりふの観察|ゲスト:鈴木南音/せりふ:岡田利規『三月の5日間』

手探りの準備メンバーの浜田誠太郎です。こんにちは。

どらま館の劇場企画『手探りの準備』の中で、「せりふの観察」というリサーチ企画をはじめました。集まった人でせりふを声に出して読み、そのあと感想などを話しながら観察をする集まりです。いわゆる、読み合わせ会みたいなものです。月に1、2回くらいのペースで実施していきます。

08/31(土)はゲストに鈴木南音さんをお招きし、岡田利規『三月の5日間』を読みます。ご関心ある方はぜひお越しください。


企画概要

集まった人でせりふを声に出して読み、そのあと感想などを話しながら観察をする会です。毎回ゲストをお招きし、ゲストの気になるせりふを取り上げます。全体の概要は以下のどらま館HPをご確認ください。

8月31日は鈴木南音さんと、岡田利規『三月の5日間』を読みます。2004年に岡田の劇団チェルフィッチュによって初演され、翌2005年に岸田国士戯曲賞を受賞しました。以後、現在でも日本の現代演劇に大きな影響を与え続けている作品の一つです。

「普通のせりふと違って」おもしろい部分がたくさんあると思いますが、僕らはこれを「普通に」せりふとして読むことができます。文体とか身振りとか、言いたいことの山ほどある人が、山ほどいる気がするんですが、そういう批評的な語り口のようなものは遠巻きに眺めるにとどめ、ここではそういった、誰でもすぐ分かる部分からゆっくり観察していければと思っています。

演劇の知識や、今回取り扱う作品についてなにか知っていないと参加できない企画ではまったくありません(なんなら今回のせりふに関心が無くても観察はできます)ので、お気軽にご参加ください。

日時

2024年08月31日(土)
16:00~18:00頃 せりふの読み合わせ
18:00頃~20:00 観察会

※読み合わせと観察会は個別でも参加可能です(予約フォームにてご回答ください)。ただし、読み合わせの終了時間、観察会の開始時間は前後する可能性がございます。

ゲスト

鈴木南音(すずき みなと)
1995年生まれ。日本学術振興会 特別研究員PD/早稲田大学文化構想学部非常勤講師。元・どらま館制作アルバイト。
パフォーミングアーツの創作現場をフィールドに、社会学のエスノメソドロジー・会話分析の方法を使って、知覚について研究しています。演劇が好きで、最近は実験音楽に関心を持ち始めています。

せりふ

岡田利規(2004)『三月の5日間』

2003年、アメリカ軍がイラク空爆を開始した3月21日(アメリカでは20日)。この日を間に挟んだ5日間における、数組の若者たちの行動を語る戯曲。〔中略〕
六本木のライブで知り合い、そのまま渋谷のラブホテルに5日間居続けになり、たまに外へ食事に出ては、不思議と渋谷にいつもとは違う新鮮な感覚を覚えるミノベとユッキー。ミノベの友人で、少しばかり電波系の少女ミッフィーと映画館で出会うアズマ。渋谷の町を行進する反戦デモに「ゆるい」感じで参加するヤスイとイシハラ。

チェルフィッチュHPより
チェルフィッチュHPより

会場

早稲田大学学生会館E329(どらま館部室)

参加費

なし

定員

最大6名ほど

予約

お問い合わせ

タイトルを「せりふの観察2024年08月」として、以下のアドレスにご連絡ください。
tesaguri.trialsanderrors@gmail.com(担当:浜田誠太郎)

担当

浜田誠太郎(はまだ せいたろう)
1996年生。俳優、演劇研究。休み代表。早稲田大学大学院文学研究科表象・メディア論コース博士後期課程。研究の関心は20世紀ロシアの演劇実践とその思想史的背景。どらま館制作部にて読書会やワークショップなどを企画・運営。基本的に都内をボロボロの自転車で移動している。

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