「読みたいことを、書けばいい」に敬意を込めて②書きたいこととは何か?同人誌に学んだ編
3月19日に書いた①の続き…ちなみに①の記事はこちら↓
ダイジェストで①の内容をお伝えすると・・・
①「読みたいことを、書けばいい」という本が、私のブログを書くことに対する考え方に強い影響を与えた。
②この本は「事象に出会ったとき、そのことについてしっかり調べて、愛と敬意の心象を抱けたならば、過程も含めて自分に向けて書けばいい」と書いている。
③この本を読んだ結果、私は、これまで「読者の悩み解決をするブログ記事」を書いていた自分に対して「お前何のためにブログ書いてんだよ!」とつっこみをいれた。
④そのつっこみに対して、私は「稼ぎたかったんです…」と白状した。
⑤しかし私は「稼ぐために、読者の悩みを解決する記事」を書いてても、人生豊にならないことに気づいた。書いててなんか胡散臭いから。
「自分のために書く」とはどういうことか?
でも、この時は私は…
「じゃあ私は何が書きたかったのか?」
「自分のために書くってどういことだろう?」
とまだ腑に落ちていなかった。
ただ今まで書いていたのは違うということだけがはっきりしただけだ。
「同人誌をつくったら人生変わった件について。」
その時こんな本を見つけた、川崎昌平氏の「同人誌をつくったら人生変わった件について。」おもしろいもので、今までだったまずこの本を手に取ることはなかったでしょう。
簡単に内容を説明すると…(ネタばれです)
これは、著者の川崎昌平さんの実話をもとにしたフィクションの物語。A子という30歳独身女性が主人公。「仕事辞めたい」が口癖。
A子は、同人誌に情熱を燃やす社長や同僚のB美とその恋人D輔、そして自分の愛する人形を撮り写真集づくりに情熱を燃やすC太郎という4人の仕事(ジョブ)以外の活動に魅せられる。そして、彼女自身も同人誌を作ることに情熱を燃やし、仕事も私生活も好転していくというのが全体のストーリーである。
この本の特徴は、マンガで物語が進みながら、話の間に、主人公の一人語りが挟まれていることだ。現実と同人誌に情熱を燃やす彼女たちの間で揺れる葛藤や自分の心境の変化が一人語りの中で出てくる。
そこで私が「はっ」となったのが「おもしろいかおもしろくないかを決めるのは自分。」「私は私を信じるより他に道がないのだ」という言葉だった。
自分が書いた同人誌の他人の評価を気にするA子に対して、先輩が「自分の同人誌がおもしろいか、おもしろくないか…それを決めるのはね 自分よ」「結局は自分を信じられるかどうかなのよ同人誌って」という言葉が投げられた。上のフレーズは、それを受けての一人語りのところでA子が書いたものである。
そうなると「自分自身がつまらないと感じていたのは、自分の感覚であり、その状況を打破できるのはそれもやはり自分でしかない。」「私がおもしろいと思えるものになれば、それはおもしろい同人誌とした完成することになる」と考えるしかなくなるのである。
これは、同人誌のことで書かれているわけだが、この同人誌をつくることで変化していったA子の人生そのものにも言えるというのがポイントであるように感じる。
つまり、人生をつまらなくしているのは自分であるということだ。
他人を気にしていると自分の人生がつまらなくなる。
他人がどうこうではなく、自分がおもしろいと思うことをやっていれば、自分の人生はおもしろくなる。
「自分のために書く」というのは、他人の評価ではなく、自分が自分の人生を楽しむことの象徴であると私は考えたのだ。
続く
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