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試行錯誤ができる場所

最近好きな言葉がある。

「試行錯誤」である。

大学院の教授で、試行錯誤と言う言葉を好んでよく使う先生がいる。
その先生の授業は面白い。学問の内容+先生が面白い。

試行錯誤ってのは、試行して錯誤する。
やってみなけりゃ錯誤できない。

私にとって、2つの試行錯誤の場がある。

1.大学院
2.わがこと

大学院は言わずもがな。
分からないことばかりで、恥を忍んで質問や発言を繰り返す。
試行してはその都度、自分の顔が赤や蒼や白になっていることを感じながら錯誤している。

気に入っている試行錯誤の場は、わがことだ。

ここには多様な人が集まっている。

それぞれに立場や役割、仕事を持っている人が多く、言ってしまえばバラバラ。
自分のしたいことを実現できる場は、それぞれにそこそこに持っている人ばかり。
そんな人達が、わざわざ好き好んでチームになってやいのやいのやっている。

お陰でとっても楽しいのだが、それなりに小さな衝突は起こる。
衝突と言うと聞こえが悪いが、それぞれに自分の言葉で意見を述べ、受け止めて、決定し、実行する。
歓迎すべき衝突だ。

それでも意思疎通をするために、それなりに時間が必要なこともあれば、工夫が必要なこともある。

まさに試行錯誤。
しかも、その様子を隠そうとしない。プレッシャーがない。
試行錯誤が気軽にできる最高の場だ。

こういう場は大事にしたい。

「失敗を恐れるな!」とよく言われるが、やっぱり失敗は嫌だし、怪我もしたくない。せめて大事故よりも切り傷くらいで済ませたい。
でも、やってみないとその塩梅も分からない。
その第一歩が試行錯誤。気軽さが必要だ。

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