春休み応援メール3月21日

こんにちは、黒木です。公文の春休み終了まであと5日!今朝もオンライン学習にトライしてみました。新しい機能を使ったり、参加してくれた方からのフィードバックをいただいたりしたことで、学習との相性のよいところがだんだんわかってきました。大いに期待してよいと思います。今後の展開をお楽しみに。さて、これで環境はますますよくなったとしましょう。では、肝心の脳を作るには、どうしたらよいでしょう。今日は川島隆太『自分の」脳を自分で育てる』より引用します。

 川島先生はブレインイメージング研究の第一人者です。公文との共同研究も長年されています。capableにも引用されたり登場されたりしていますので、お名前になじみがあるかもしれません。
この本は2001年に出版されたものです。それから20年近く経ちますが、子どもの脳を作るための手段は、いつの時代も変わらないことがわかります。

まずは体調と環境について次のように述べられています。


(1)勉強を始める前に
   ・おなかをすかした状態はさけよう
   ・集中できる環境をつくろう
   ・毎日、よくねむるようにしよう

 いまは大変な睡眠ブームで、教育界でも子どもに良質な睡眠をとらせるようにという注意が目立つようになりました。この頃から睡眠について指摘されてきた川島先生の慧眼さがわかります。

つぎに学習の仕方です。

 (2)勉強中
     ・よく理解し、整理する
     ・くりかえし勉強しよう
     ・正しく、はやくできるまで勉強しよう
     ・いろいろなことを覚えよう
     ・勉強に集中しよう
     ・毎日勉強しよう

公文生に響くのは、くりかえし、というくだりでしょうか。くりかえすことで得られる発見ほど愛おしいものはありませんよね。覚えることに関してはいかがでしょう。詰め込み教育に批判があった時代は、今はむかし。ある種の知恵を得るために、最低限覚えておかなくてはならないものがあるのは当然です。覚えてなんぼ。いろいろなことを覚えなければ次のステップに向かえません。覚えてね、といったものは確実に覚えてほしい。ここは朱書きにしてもらいたいくらいです。

勉強がつらくなったときには
  「勉強すると、脳がいっぱい働く。それを何度もくりかえすことで、自分が生きていくときに、どこかできっと必要になる道具をつくっているんだ。」ということをこの本を読みなおして、確かめてみてください。

ここがいいですね。頑張ったところでステップがあがらない、何の変化もないように思えるときはつらいです。実はこのときに何がおこっているのかを知って、投げ出さずに続けることが大事です。
今日は脳をつくるための手段についての本から引用をしました。子ども向けに書かれていますので、高学年になったら読んでもらうリストにあげておきましょう。では、今日も素敵な連休の1日を!


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