春休み応援メール3月18日

おはようございます、黒木です。公文の春休み終了まであと8日!
大人も子どもも疲れてきたところかもしれませんね。体調には一層気を付けながら、やるべきことを淡々と片付けていきましょう。昨日は幼児さんたちとオンラインでインプットというグループ学習をしました。Facebookにあげている動画は生のライブです。これをオンラインでやってみました。テスト版を含めると3回目になり、少しずつオンラインとの相性のよいやり方がわかってきて、とっても楽しいです!
今日は、インプットの意味と構成理由についてお話します。

公文でいうインプットは、その場では成果を求めません。みんなで、四字熟語や俳句のカードを斉唱したり、九九を言ったり、数唱したりします。意味の解説はしません。ただ言うだけです。何となく知っている、という緩い知識が知恵となることを狙うのです。少し大きくなってから、ふいに鐘の音を聞いたときに「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」という俳句を思い出す、という感じですね。その時はわからなくても、次に出合ったときにはセンサーが働くようになっていれば、語彙の増え方も累乗になります。

 また、インプットはその子が長じてから学習の裾野を支えるものでもあります。九九、都道府県、国旗、恐竜などのカードの斉唱もします。九九はともかく、恐竜を覚えることは学習に直結しないようなイメージですよね。しかしここが重要かつインプットでしか扱えないアイテムです。興味を引けるもので記憶できる量を増やしていくのです。記憶できる量が能力の差であるという研究もあります。舌をかみそうな、わけのわからない恐竜の名前を膨大に覚えることも、将来の学習に影で役に立っているはずなのです。

 直接的に学習に役に立てる目的もあります。数書、数量の斉唱、ひらがなの表を斉唱することなどがそうです。ひとりでやるとつまらないことも、お友だちといっしょにやると楽しくできます。数書というのは、百マスのノートに数字を順に書いていくだけなので、とっても不人気です。ですが、みんなでよーいドン!でやるとモリモリ書けちゃいます。このように、インプットを併用することで、足し算や音読など自分の学習に推進力を持たせられるのです。

 以上、インプットはただのオマケではなく、この時期にしかできない重要な土台作りである、というお話でした。ご当人たちは楽しそうでかわいく参加してくれているだけですけどね。幼児さんをお持ちの方は、ぜひいちどご覧くださいませ。
では今日も楽しい一日を!

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