春休み応援メール3月17日

おはようございます、黒木です。公文の春休み終了まであと9日!
あと9日ですよ。ヒトケタになりました。ふう。昨日の宿題交換でも様々なお話をお伺いできました。ありがとうございます!宿題の採点をしながら、そして昨日のお話を思い出しながら、じわじわと国語の学習に変化がおきているのを感じています。国語は算数よりも変化が地味な分、サポートの仕切りをきっちりつけておくとよいでしょう。今日は、子どもに子どもの宿題がわからないと言われたときに、やってはいけないこと、やったほうがよいことを整理していきます。

まず、子どもがわからないと言ってきたときに、最もやってはいけない対応は「ここから読んでごらん」と解答のある場所を誘導することです。言われる側にとっては、「ここが答です」と言われているのに等しいです。子どもの機嫌は治まるでしょうが、読解力はつきません。何も考えなくなるからです。

次によくあるのは、設問文と同じパターンの文章を本文から探しなさい、と言ってしまうことです。実際、それで解答できる問題も多いです。穴埋め問題のときに、あてはまる字数の語句をいっしょうめんめいに探している子どももいますよね。しかし良問ほど、パターンから離れた場所に答えが隠れているものです。少し話が飛ぶようですが、AIが国語の問題を解くときには、パターンの同型を探す手法を使います。AIに読解力はないからです。考えることもしません。このことからもわかるように、パターンを探すことは読解力をつけることにはならないのです。

では、やったほうがよいことです。落ち着いて本文を読ませてみましょう。音読を聞いて、躓くところやイントネーションがおかしなところは、その言葉の意味がわかっていないことが多いです。言葉の意味がわかっているのかを確認して、わかっていないのであれば丁寧に解説します。公文の教材であれば、読解のレベルは合っています。ですから語彙の壁が取り払われたとたん、水を得た魚のごとく動き出すでしょう。次に、設問文を把握しているのかどうかを確かめます。子どもがわからないと言っているときの大半は、設問文を杜撰に扱っているときです。何を聞かれているのかを尋ねてみましょう。これだけで、あ、わかった!と言って鉛筆が動き出します。

以上、子どもが国語の宿題に難航したときの虎の巻でした。今日からぜひ、使ってみてくださいね。
今日も充実した一日をお過ごしください。


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